ブログの収益化方法といえばGoogleアドセンスがメジャーです。
とりあえず設置しておけばGoogle側が読者の趣向に合わせて買ってに最適な広告を表示してくれます。
Googleのアドセンス広告を掲載するには審査に合格する必要があり、ブログ初心者の登竜門的な位置づけになっています。
しかし不合格になってしまうことも多く、ドツボにハマっている人もいるのではないでしょうか?
当ブログでは2022年の4月に初申請して不合格。
そこから不貞腐れて半年以上申請せずに、2023年1月に再申請して、2回目の審査で合格しました。
Xでブログ界隈の様子を見ていると、ここ数年で審査の難易度がさらに上がっているように感じます。
「もう10回落ちました…」とか「もうあきらめようかなと思います…」といった声も珍しくありません。
確かにアドセンスの審査自体が厳しくなっている印象もあるのですが、一方で不合格を嘆く方のブログを見に行ってみると、確かに良い記事がたくさんあるブログでありながらも「おや?」と感じるポイントがちょこちょこある場合もありました。
そこで今回は「Googleアドセンスになかなか合格できない人が見落としがちなポイント」について解説します。
私が合格した時の経験と、そこから約2年間、Googleアドセンスやブログ界隈の動向を見て感じた知見も含まれていますので、アドセンス審査に苦しんでいるブロガー仲間の皆様は、一度読んでみると合格の一助になるかもしれません。
私が2022年に合格したときの状況
最初に、私が当ブログでアドセンス審査に合格した時の状況について整理しておきます。
記事数は10記事くらい
私が合格した時の記事数は、たしか12記事くらいだったと思います。
当時もアドセンス審査合格のための記事数の目安は「最低10記事くらいはあった方がいい」と見た記憶があったので、それに従った形です。
会社の仕事や子供が生まれて間もなかったこともあり、投稿頻度は少なめ、というかかなりさぼり気味でした。
私の見解としては、巷で言われている記事数の目安はそこまで気にしなくていいと思います。
記事数よりも、むしろ内容のオリジナリティの方が大切。
ジャンルは「雑記」
今でもそうですが、当ブログはずっと雑記ブログでやっています。
Google側も、サイトが特化ブログか雑記ブログかは気にしていないと思います。
当時書いていた内容としては、ざっとこんな感じ。
- 冷蔵庫の選び方
- 格安SIMを10年使った感想
- 今までのキャリアとこれからについて
- 住居は賃貸派?持ち家派?
- 仕事でうつになった体験談
- ロボット掃除機の良さを語る記事
- 熊本地震で被災した体験談
- 私が競技ダンスをはじめたきっかけ
- クレジットカードの便利さに気付いた体験談
- マネーフォワードの家計管理術
「このくらいのクオリティでも合格できるんだ!」となんとなく感じていただければ幸いです…
Xなどからいろいろな方のブログを拝見すると、当時の私よりもよっぽど綺麗で役に立つ記事を書いておられる方がたくさんいらっしゃいます。
私が思うに、記事の内容についてアドセンス審査で重要なポイントは「オリジナリティ」です。
これに尽きます。
私の場合、自分が生活の中で感じたことや体験談などを思うがまま書いていました。
多少ネットで下調べをする内容もありましたが、ほぼ全部自分の体験に基づいて、私が文章を考えて作ったものです。
書いているテーマ自体は他のブログにも同じ話が無数にあるかもしれませんが、あくまで「私はこう考える・感じる」ということを主体として書けば、それはオリジナリティのある記事ということになるのではないかと思います。
SEOは特に意識していなかった
アドセンス合格当時は、SEOは特に意識していませんでした。というか、SEOというものを知りませんでした。
それでも合格はできたので、必ずしも記事がSEOに沿っているかは関係ないのではないかなと思います。
当時はXなどを通じて友人をはじめ身内に読んでもらうことが多かったです。
月間アクセス数は100~500前後?
アドセンス合格当時、月間アクセス数はそれほど多くありませんでした。
Googleアナリティクスがシステム移行したことで当時のデータは見れなくなってしまったのですが、おそらく月間で100、多くても500PV程度だった気がします。
アドセンスに合格するだけなら、数千とか数万規模のアクセスを集める必要はありません。
しかし逆に言うと、多少なりともアクセスはあった方がいいと思います。
なぜなら、アドセンス広告は読者に見てもらってナンボだからです。
Googleもコストをかけて広告を運営している以上、ちゃんと読者が集まるところに掲載したいはず。
誰も人がいない未開の地にお金をかけて広告を出す人はいませんからね。
そのため、記事の内容やクオリティだけでなく、SEOなりSNSなりで多少なりとも読者を呼び込む工夫はあった方がいいかもしれません。
余計なアフィリエイト広告はいったん外した
アドセンス審査を申し込んだときは、Amazonアソシエイトなどの広告は必要最小限まで減らした記憶があります。
これは正直そこまで必要ない気はしますが、あまりにも広告が多すぎるとユーザービリティが低いサイトだと思われて嫌気される可能性があるなと思ったからです。
ここまでが、私がアドセンス審査に合格した時のおおまかな状況です。
ここまで説明した通り、2023年に合格した当時はそれほどサイトのクオリティが高かったわけでも、アクセスを集めまくっていたわけでもありません。
しかし、Google目線で見たときに「とりあえずこのサイトになら広告出しても問題ないか」というポイントは押さえていたんだろうと思います。
ここからは、アドセンス審査になかなか合格できない人が見落としがちなポイントについて解説します。
Googleアドセンスに合格できないときに見落としがちなポイント
ここからは、Googleアドセンスに合格できないときに見落としがちなポイントについて解説します。
運営者情報を充実させる
アドセンス審査に合格するためには、サイトの信頼性を高める必要があります。。
そのため、まずは必ずサイトの運営者情報を明記しましょう。
あなたが広告主だったとして、素性も分からない人のサイトに自社の広告を出したいと思いますか?
さすがに警戒しますよね。
本名や素顔をさらす必要はありません。
自分がどういった経歴で、どういうテーマや思想でサイトを運営しているのかを明記することで、サイト運営者の信頼性が高まります。
アドセンス審査に落ちている人のブログを見ると、そもそも運営者情報のページが無いか、名前とSNSのリンク先が書いてあるくらいの質素なものが多いです。
いくらコンテンツの質が良くても、そもそも運営者の信頼性が無ければアドセンス審査に合格するのは難しいと思うので、運営者情報は必ず作成しましょう。
参考までに、当ブログの運営者情報はこちら
プライバシーポリシーを明記する
サイトの信頼性を高めるためにはサイトのプライバシーポリシーのページを作るのも大切です。
個人情報保護法に基づいて、ブロブ内で得たデータの取り扱いやプライバシーへの配慮について明記したもの。
要するに「このブログでは運営のために読者の閲覧データを集めたり広告を設置してるけど、プライバシーに配慮してきちんと管理しますよ」という文章をまとめたページのこと。
プライバシーポリシーが無いと、そのサイトが個人情報などの取り扱いについて信頼できるのか判断できません。
プライバシーポリシーの内容については
プライバシーポリシーを他のサイトから適当にコピペしているだけの人も見かけますが、サイトの実態とかけ離れた内容が含まれる場合もあるため内容はかならず精査しましょう。
参考までに、当ブログのプライバシーポリシーはこちら
問い合わせフォームを作る
問い合わせフォームは読者や広告主とサイト管理者をつなぐ唯一の接点です。
これが無いと、何かブログの内容に問題があったときに連絡や申し立てをすることが出来ません。
あなたが広告主の立場なら、サイトの管理者と一切連絡が取れないって怖いですよね?
そのサイトが何かしら自社ブランドに悪影響を及ぼすようなコンテンツを掲載するようになったときに、広告を削除依頼したりすることが出来ないのですから。
サイトの信頼性を高めるために、問い合わせフォームはきちんと作っておきましょう。
問い合わせフォーム経由で執筆依頼やお仕事の相談などが来ることもあるため、作っておいて損はありません。
問い合わせフォームは「Contact Form」というプラグインで簡単に作ることができます。
少なくてもいいからアクセスを集める
前にも少し書きましたが、少なくてもいいのでアクセスを集めるようにしましょう。
広告主の目線から考えても、アクセスゼロのブログよりもいくらか読者が集まるブログに広告を載せたいと思うはずです。
SEOなどでがっつりと読者を集める必要はないので、XなどSNSで記事を拡散したり、少しでも読者に見てもらう状況を作った方がいいと思います。
本文はAIで書かない
これは私が審査を受けた時には意識しなかったことですが、ここ2年でかなり状況が変わったことなので書いておきます。
ブログの本文をAIで書いている人は止めたほうがいいです。
理由は2つ。
- オリジナリティが無いから
- AI生成した文章だとバレる可能性が高いから
そもそも生成AIで出力される文章は、インターネット上の既存の情報がベースになっています。
内容も無難で当たり障りのないものが多く、オリジナリティがありません。
内容の構成や、本文を生成して自分でしっかり手直しするなら構わないと思いますが、100%AIで書くのはやめましょう。
また、生成AIが発達する裏で、生成AIで作成したコンテンツを判別する技術も急速に進歩しています。
GoogleはGeminiなどAI開発でも世界トップクラスの企業なので、審査するブログのコンテンツが生成AIであることは簡単に見極められると思っておいた方がいいでしょう。
繰り返しになりますが、アドセンス審査において記事の内容に求められるのはオリジナリティです。
生成AIを活用すること自体は良いですが、依存してはいけません。
まとめ:コンテンツ以外が疎かになっている人が多い
ここまで解説してきたように、アドセンス審査に落ちまくっている人は記事の内容にこだわるあまり、運営者情報などのサイトの信頼性に関わる部分が疎かになっている人が多いように感じます。
逆に言えば、コンテンツの質は十分なのでこれらさえクリアすれば合格できそうな人も多いです。
「アドセンス審査に落ちまくってもうどうしたらいいか分からない」という人で、もしこの記事に書いてある内容はやったことなかったという人は、ぜひ改善してもう一度トライしてみてください!
私のXにブログのリンクなど送っていただければ個別相談にも乗りますので、お気軽にご連絡ください。(商材売りつけたりしません)