ロボット掃除機で家の掃除の手間を9割削減できた話

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前回の洗濯の投稿から数日、早くもにもりけぇ式家事の続編リクエストがありました。
今回のテーマは「掃除機」です。

皆さんの中にはもしかしたら昔ながらのほうきや塵取りで掃除することもあれば、最新のロボット掃除機を使う人もいるでしょう。
もしかしたらハウスメイドを雇っているような人もいるかもしれませんね。

しかし、部屋の掃除というのは定期的に行う必要があるので、できるだけ負担としては小さくしたいところ。

我が家での最適解は「ロボット掃除機と、小型のスティッククリーナーの二刀流」ということで落ち着いていますが、今回はそれまでの試行錯誤の流れ、実際に使っている機種選びのポイン、使用感などにも触れながらご紹介していきます。

目次

億劫だった週末の掃除機がけ

あなたは掃除は好きですか?

私の場合、掃除は「得意」ですが別に「好き」ではありません。

我が家は夫婦共働きで、平日はなかなか家をがっつり掃除機をかけたりする時間はありませんでした。
というか平日一日働いた後に、がっつり掃除機をかける余力がなかったといいますか…

なので夫婦生活を暮らし始めたときは、毎週末の土日で、二人で手分けして家中に掃除機をかけて回っていました。
新婚生活スタート当初は、私が持っていた有線式のスティッククリーナーを使っていました。



Amazonでそれなりに売れていたやつで、吸引力、ごみの捨てやすさなど、性能自体に特に不満はありませんでした。ただ吸引ヘッドが緩いのかたまに脱落するはありましたが…

しかし2LDKのそこまで広くない賃貸の部屋とはいえ、掃除機のプラグを差し替えながら全部屋に掃除機をかけるのは短くても20分程度かかります。
家具をどかしながら入念にかけると平気で30分以上かかりますし、なにより超疲れます。

音楽やテレビを流しながら掃除しても掃除機の爆音で音声など聞こえたものではありません。

そのうち掃除機をかけるのが億劫になってしまい、サボって掃除機をかけない週もあったりしたのですが、そうなるとその後の1週間は明らかに部屋が汚くなっていました…。

床にほこりや髪の毛が落ちているのがはっきりわかるようになるんです。
さすがにたまらず掃除機かけましたね…

こうして我が家では「1週間に1度は掃除機をかけないと、自分らが我慢できなくなる程度に部屋が汚れる」ということに気づいたわけです。

とはいえ、平日にクッタクタになるまで働いて迎えた土曜日の朝に「掃除機がけ」のことなんて考えたくないじゃないですか。

かと言って、掃除機がけをサボって「あー掃除機かけないとなー」という罪悪感めいた感情を抱くことすら嫌なわけですよ。

なので自然と「掃除機がけを自動化してしまえ」という発想に至るわけです。

デジモノオタク、念願の「ロボット掃除機」を買う

私はデジモノや家電が好きです。

大学時代からロボット掃除機には興味がありましたが、
学生には身の丈に合わない物と思い買いませんでした。
…嘘です金がなかったから買えなかっただけです。

しかし、社会人になった今、その程度の金ならあります。
社畜になったトレードオフで時間を失ったので、その貴重な時間を金で買い戻すのです。

早速、妻を説得し、比較的安価なAnkerのロボット掃除機『Eufy RoboVac 30C Max』を買いました。
…安価なAnker(イェア)

どこのご家庭にもあるPS4コントローラーとの大きさ比較


ロボット掃除機界隈では有名な「ルンバ」や「ロボバック」なども調べてみましたが、
さすがにお試しで買うにはあまりに高額で、
万が一効用が得られなかった場合に経済的ダメージが大きいと判断したので今回はスルー。

『Eufy RoboVac 30C Max』はグレードとしては中間グレードです。
もっと安いグレードもあったのですが、あえてこのモデルを選んだのには理由があります。

  • 吸引力が高めのものが欲しかった
  • スケジュール機能が欲しかった

まず吸引力については、強くて困ることはありません。
下手に安いモデルに飛びついて、吸引力などの性能が足りない事態になると問題です。
そうなるとロボット掃除機の有用性をちゃんと検証することができません。

次にスケジュール機能ですが、ロボット掃除機の真価は
「外出時に勝手に掃除してくれる点」にあると私は考えています。

Ankerの最廉価モデルでは、アプリ連携ができないためスケジュール機能が使えず、
手動でリモコン操作しないと掃除が開始できないのです。

というわけで、さっそく平日の朝に私たちが出勤した後の朝9時に掃除をスタートするように設定して、1週間過ごしてみました。

一度、家にいる時間帯に試運転してみましたが、駆動音は思ったよりも小さく、壁や障害物に当たるとランダムで方向転換しながら動き回っていました。
だいたい1時間半くらいでバッテリーが切れて充電ステーションに戻るようです。

ロボット掃除機は間違いなく「良い投資」

稼働を始めて1週間が経ち、休みの日に部屋の中を眺めてみました。

おかしい…私たちは特に何もしていないのに、異様に床がきれいだ…。

明らかに依然と部屋の様子が違います。
本来だったら髪の毛やほこりが部屋のすみに積もり始めているはずなのに…

ふと横を見ると、ロボット掃除機は充電ステーションでスヤスヤしています。
おそるおそる、ダストボックスを開けてみると…

大量のほこりと髪の毛がパンパンに入っていました!!
おおよそ500mLくらいの容量のダストボックスが満杯になっていたのです。

手動で掃除機かけてた時もこれほどのごみは出ていなかったような…
もしや人間よりもよほどごみを集めてくれているというのか。

掃除の成果を確認するために家の中を見て回ったところ、一部の部屋の角や、細い隙間のほこりなどはさすがに吸えていませんでした。
さすがにそのあたりの掃除が難しいというのは織り込み済みなので無問題です。

そういった細かいところだけ手動で掃除機をかける程度でいいので、週末の掃除機掛けの手間はほんの数分で済むようになりました!

短縮した時間は20分×夫婦2人で1回の掃除機がけあたり40分。
毎週末掃除機をかけると考えると、年間で約50回程度掃除機をかける計算なので、
時給1500円で考えた場合、年間50000円分の家事の時間を削減できたことになります。

『Eufy RoboVac 30C Max』を25000円くらいで購入したので、たった半年で元が取れる計算です!
これほどお得な設備投資もそうそうないでしょう。

こうしてお試しで買ってみたロボット掃除機でしたが、必要十分な仕事を果たしてくれるよき相棒となったのです。

最初の1週間で私たちの心をがっちり吸引した『Eufy RoboVac 30C Max』は、
我が家の床掃除職人として今日も走り回ってくれています。

余談ですが、このロボット掃除機は私たち夫婦がドはまりしたPUIPUIモルカーに由来して「ドキドキシロモ号」と命名されました。

実感したロボット掃除機の良いところ、悪いところ

さて、我が家にロボット掃除機導入してもうすぐ1年になりますが、
使う中でいくつかのメリットとデメリットが見えてきました。

皆さんがロボット掃除機を選ぶ際の参考にしてもらえると幸いです。

ロボット掃除機のメリット

  • 掃除機がけの手間が大幅に減る

私が購入した『Eufy RoboVac 30C Max』をはじめ、現在販売されているロボット掃除機は、スケジュール機能で勝手に掃除を始めて、基本的にバッテリーが少なくなったら自動的に充電ステーションに帰還してくれるので本当に楽ちんですね。
もちろんダストボックスのごみなんかは定期的に処分してあげる必要はありますが。

  • 自然と物を片付けるようになる

ロボット掃除機は障害物を避けたり、乗り越えながら掃除をしてくれますがさすがに床にいろんな物を置きっぱなしにしていると、座礁してしまったり、吸引口に詰まってしまったりしてきちんと掃除ができません。
なので、自然と「物を床置きしないようにしよう」という意識になります。
我が家でも副次的な効果として、床置きの収納などを減らすことができて室内の景観がスッキリしました。

  • テレビ台やベッドの下も掃除できる

『Eufy RoboVac 30C Max』は高さが70mm程度のため、テレビ台や一般的なベッドの下にも潜りこんで掃除してくれます。
普通の掃除機ではなかなか目の届きにくい場所なので、こういった場所を定期的に掃除してくれるというのはありがたいですね。

ロボット掃除機のデメリット

  • 在宅時に稼働させると少しうるさく感じるかも

我が家のロボット掃除機は通常の掃除機よりははるかに駆動音は静かだと思いますが、
それでもドライヤーの弱~中くらいの大きさの音がします。
なので休日や在宅勤務などで家で過ごしているときにロボット掃除機が動き回っていると、
耳ざわりに感じる人もいるかもしれません。

  • 障害物で座礁していることがある

メリットのとこでも書きましたが、ロボット掃除機は障害物に弱いです。
よくあるのは、スマホの充電ケーブルや家電のケーブルが吸引ブラシに絡まって座礁しているケースですね。明らかに掃除スタート直後に座礁してしまったと思われるケースもあるので、導入するときは家のケーブルの配置などを工夫する必要があります。

まぁそのうちそんなドジっ子感にも愛着が湧いてくるんですけどね(笑)

  • 見えないところに収納できない

ロボット掃除機は充電ステーションから掃除に出かけて、充電のためにステーションに戻ってくる必要があります。
ですので普通の掃除機のようにクローゼットの中などに収納しておくことができません。
それに充電ステーションを置けるのはコンセントの近くになるので、部屋の景観などにこだわる人にはネックになる場面があるかもしれません。

かゆいところに手が届く「ハンディコードレス掃除機」

さて、そんな『Eufy RoboVac 30C Max』もといドキドキシロモ号ですが、
前にも書いたように細い隙間などの掃除は苦手、というかできません。

その穴を綺麗に埋めるために、「コードレスハンディクリーナー」を買いました!
またしてもAnkerの『Eufy HomeVac H11』という機種です!

私Anker製品好きなんですよね…
バッテリー製品業界の無印良品みたいなイメージがあります。

小さいコードレス掃除機が1本あれば、ロボット掃除機がカバーできない箇所のほこりを
気になったときにサッと吸ってあげるだけで綺麗になります。

充電式なので自家用車の中の掃除なんかにも使えるのがGoodですね。

我が家ではこの二刀流に着地したことで、従来の有線式のスティッククリーナーを全く使わなくなったので手放しました。

アップグレードするとしたら…

現在のドキドキシロモ号の働きには大変満足している状況ですが、
もし今後アップデートをするとしたら欲しい機能があります。

それは「室内のマッピング機能」です。


現在私が使用しているロボット掃除機にマッピング機能はありません。
基本的にランダムに走り回ることで、部屋のあらゆる個所を掃除してまわるという方法をとっています。

なので1回あたりの掃除は、点数でいうと80点くらいです。
80点の掃除を平日に繰り返すことで、最終的に95点くらいにまで高めているというイメージです。

一方、マッピング機能が搭載されたロボット掃除機は、本体に搭載されたレーザーを使って部屋の間取りをスキャンし、アプリと連携して部屋のモデルを作成して最短の時間で効率的に掃除したり、特定のエリアだけを指定して掃除してくれます。

この機能は、小さな赤ちゃんがいる家庭や、在宅勤務をしている家庭にとってはかなり嬉しい機能だと考えています。
例えば、小さな赤ちゃんが寝ているスペースで1時間半もロボット掃除機が縦横無尽に走り回っているのは少々危険なように感じますし、在宅勤務の際に足元をロボット掃除機が小突いてきたら集中できないでしょう。

マッピング機能があれば、特定のエリアを避けて掃除ができますし、掃除ルートを最適化することで稼働時間を短くすることもできます。

もし私が今後ロボット掃除機のアップグレードを検討するとしたら、このマッピング機能を視野に機種選びをすると思います。

その際はまたご紹介させていただこうかなと思います!

試しに導入してみる価値あり

我が家では掃除機がけの手間を減らすためにお試しで導入したロボット掃除機でしたが、
結論としては超大満足でした!

もはや家族の一員といっても過言ではなく、妻と二人で交代でダストボックスの掃除やブラシの掃除などをしている様子はさながら子育てのような感じです(笑)

導入を検討している人の中には「買っても使いこなせるかな」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、
思い切って一度安いモデルを買ってみて、使い心地を確かめながらお部屋のレイアウトや、物の片づけ方を微調整していくのがいいのかなーと個人的には思います。

そしてロボット掃除機が最高のパフォーマンスを発揮できるようになった時には、あなたの部屋はロボット掃除機の働き以上に綺麗になっているはずです。

ロボット掃除機は間違いなくあなたの自由時間を稼いでくれる有能アイテムです。

掃除の手間を減らしたい、自分の趣味の時間を確保したいという人には強くおすすめできるものなので、ぜひおうちにお迎えしてみてください!

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