新居に引っ越した直後、キッチン周りの荷解きもひと段落してごはんを炊こうとしたら炊飯器に「H17」というエラーが表示されてご飯が炊けない事態に…
調べてみると蓋が閉まっていないときに出るエラーらしいのですが何度やり直しても直らず、最終的には「E17」というエラーに変化。

使用していたのは、象印の圧力IH炊飯器「極め炊き NW-JX10」。
2023年10月に購入してからまだ約1年半ほどの使用だったため、「故障するにはちょっと早くない?」と夫婦でツッコンでいました。
最終的には象印に修理を依頼して無事に解決できたので、今回は経緯や故障の原因、そして気になる修理費用について詳しくまとめていきます。

同じようなエラーでお困りの方にとって、少しでも参考になれば幸いです!
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症状の概要と初期対応
我が家で出た症状としてはこんな感じ。
- 引越し後、ごはんを炊こうと炊飯スタートボタンを押したところ、表示パネルに「H17」というエラーメッセージが表示。炊飯はキャンセルされ、再度操作しても同じエラーが出て炊けない状態に。
- 取扱説明書によると「H17」は蓋がきちんと閉まっていないときに出るエラー。
しかし実際にはしっかり閉めていて、蓋が浮いているような様子もなし。 - 念のため蓋周辺を拭き取って清掃したり、電源コードを抜いて数分置いてから再接続するなど、考えられる範囲の対応は試しましたが改善せず。
- 「本体が故障したのでは……」と嫌な予感がしつつ、何度かリトライしているうちに表示されるエラーコードが「H17」から「E17」に変化しました。
エラーコード「H17」と「E17」は、どちらも炊飯器の蓋が適切に閉まっていないことを表すエラー。
ただこの時点では両者の違いは取説や象印の公式ページを見てもイマイチわかりませんでした。
炊飯器のスペックと使用状況
今回エラーが発生した炊飯器は、象印の圧力IH炊飯器「極め炊き NW-JX10-BA」というモデル。
2023年10月にAmazonで新品購入し、使用期間は約1年半ほど、ほぼ毎日使っていました。
象印の「極め炊き」シリーズは、火力の強さや炊き分け機能の豊富さで人気のモデル。
これで炊いたお米はめっちゃ粒が立って美味くて、私もお気に入りの家電でした。
なお、購入時点で付属していたメーカー保証は1年間のため、すでに保証期間は切れている状態。
次第に「E17」エラーに変化、内蓋交換でも改善せず
清掃・再起動・内蓋交換など試した対処法
「H17」エラーが出た直後は、蓋の開閉や周囲の清掃、電源の抜き差しといったパッと思いつく対処を試していました。
しかし、何度試しても症状は改善せず、途中からエラーメッセージが「E17」に変化。
このタイミングで、「単なる蓋の閉まりの問題ではなく、もっと根本的な不具合かも」と思うようになりました。
内蓋の密封が甘くなっている可能性を疑い確認してみたところ、内蓋の一部に割れを発見。
これが原因かもしれないと思い、急いで新品の内蓋(¥3800)を買って交換してみました。

E17エラーは依然として発生し、炊飯はできないまま。
やれることは一通り試したので、ユーザー側でできる手は尽きた状態です。
E17とは?象印サポートへの問い合わせ結果
最終的には象印の公式サポートに連絡をとり、状況を詳しく伝えました。
公式フォームから修理相談を送ったその日のうちに担当者の方から連絡があり、
という回答がありました。
センサー自体の故障となるとさすがにユーザー側では対処できません。
メーカーでの修理が必要とのことなので、修理センターへの送付を案内されました。
E17は“よくあるエラー”?ネット上の声と傾向
他の象印機種でも発生している事例
ネット上で「象印 炊飯器 E17」などのキーワードで調べてみたところ、同じようなエラーが他の象印製炊飯器でも報告されているようでした。
価格.comの掲示板やYahoo!知恵袋など、「突然H17→E17エラーが出て炊けなくなった」「分解してみたらセンサーが壊れていた」といった書き込みがちらほら。
ざっと調べた範囲ですが、E17エラーは“レアケース”というより、一定数のユーザーが経験しているトラブルのようです。
象印に修理依頼して解決!原因と費用の詳細
修理の流れと対応スピード
案内に従って炊飯器本体を修理センターへ発送し、象印に炊飯器が到着後。
翌日には診断結果と修理の見積もりの連絡がありました。
故障の原因など詳細な診断結果までは記載されていませんでしたが、見積書の交換部品が「インタラプタ(光センサー)」の記載があったので、やはり担当者の方が言っていた通りセンサー自体の故障だったようです。
交換部品代と技術料で計3800円くらいで済むようだったので、そのまま修理を依頼。
最終的に炊飯器を発送してから約1週間で手元に戻ってきました。

おそらくふた部分が丸ごと新品になってる?

センサーだけ交換予定だったはずですが、どうやら蓋の表示部分なども無料で交換してくれようでめっちゃ綺麗になって戻ってきました!感謝!
蓋センサー故障が起きる原因を勝手に考察
蓋センサーの故障自体はおそらく偶然かなと思います。炊飯器自体はレビューも好評なモデルなので、単純に運が悪かったのかなと。
圧力IH炊飯器ならではの高温や蒸気などの湿気によって、劣化が進行した可能性もあるのかなーと感じます。
圧力炊飯では、炊飯中に高温・高圧の状態が発生するため、安全のために蓋のロック状態や密閉性を厳密に検知する必要があります。
そのため蓋にセンサーが組み込まれており、きちんと閉まっていないと炊飯が始まらない仕様です。
このセンサーや周辺部品は毎回の高温・高湿環境にさらされるため、故障リスクが高くなりやすいのかもしれません。構造上ある程度仕方ないことは理解しつつも、もう少し耐久性が改善してくれるといいなと感じるところ。
修理費用の内訳と保証の影響
最終的に修理にかかった費用は以下の通りです:
内訳 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
部品代 | 蓋センサー部品 | 880円 |
技術料 | 分解・修理工賃 | 2500円 |
送料 | 本体発送(返送は象印負担) | 約2000円(地域差あり) |
合計 | 約5500円 |
保証期間切れだったため、全額自己負担となりましたが、買い替えに比べて十分に納得できる金額で修理できました。修理後は「H17」「E17」エラーともに再発せず、炊飯器は元通り使えるようになっています。

やっぱ圧力炊飯した米は美味い!
修理か買い替えか迷ったら…
今回のようなE17のようなエラーは、センサーや基板といった内部部品の異常が原因になっていることが多く、自分での対処は難しいケースが多いようです。
では、修理に出すべきか、それとも思い切って買い替えるべきか。判断の目安になるポイントを整理しました。
修理を検討してもよさそうなケース
- 使用年数がまだ3〜4年以内
- メーカー保証期間内(通常1年間、延長保証があればそれも確認)
- 購入時点でハイエンド機種だった
- エラーが頻発せず、再現性が低い(一時的な誤作動の可能性)
買い替えをおすすめしたいケース
- 使用開始から5年以上経っている
- 保証が切れていて、修理費が1万円以上かかりそう
- 内釜のコーティング剥がれや保温機能の低下など、他の劣化も気になる
- 修理してもまたすぐ別のトラブルが出そうで不安
特に圧力IHタイプの炊飯器は構造が複雑なぶん、修理費も高くなりがちです。
メーカー修理だと、点検料+技術料+部品代で1万以上かかる可能性もあります。
ちょこちょこ修理にお金をかけるくらいなら、いっそ買い替えてしまった方がお金や手間的にもコスパが良いかも。
次のセクションでは、象印ユーザーにおすすめの最新モデルをいくつかご紹介します。
買い替えにおすすめの機種
象印 STAN.(NW-SA10)
- お手頃価格約3万円で買えるエントリーモデル
- シンプルな見た目と操作性でおしゃれなキッチンにも馴染む
- エントリーモデルながら高火力なIH炊飯に対応

お手頃価格だけどお米もちゃんと美味しいのがグッド

象印 極め炊き NW-JZ10
- 圧力IH+わが家炊き+豪熱沸とうなど、人気機能を網羅
- 内釜は「鉄器コートプラチナ厚釜」でふっくら甘みのあるごはんに
- 洗うのが内蓋と内釜のたった2つでお手入れ簡単!

最も価格と性能のバランスが良いモデル
我が家はこのシリーズを使ってます

象印 炎舞炊き NX-AA10
- 象印炊飯器の最上級モデル
- 鉄仕込みの釜と3DローテーションIHで、極上のごはんの甘み
- 内釜5年保証で無償交換できる
- 高級感あるデザインと落ち着いた質感

毎日のごはんに徹底的にこだわりたい人におすすめ

まとめ:センサー系エラーは早めの対応を
H17なら「蓋が閉まっていないだけ」の可能性がありますが、E17まで進行すると内部故障の可能性が高くユーザー側でできる対処できないかも…
結果的に、メーカーに相談して修理を依頼したことで無事に解決。
センサー故障だけであれば、修理費もそこまで高額にならないケースが多く、買い替えよりコストを抑えられると思います。
そして改めて感じたのが、圧力IH炊飯器のご飯の美味しさ。帰ってきた極め炊きのご飯がマージで美味い!!
炊飯器が不在の間はヘルシオ ホットクックで炊飯を代用していましたが、やっぱ圧力IH炊飯の極め炊きの方が明らかに米の粒立ちが違います。
同じ米を使ってもここまで変わるもんかと。
まだ普通の炊飯器を使っている方には、ぜひ一度、圧力IH炊飯器を試してみてほしいです。
毎日のご飯が美味くなるとQOLアップに直結しますよ!

おすすめのお米・ご飯グッズ
最後に筆者おすすめのお米・ご飯関連グッズをご紹介します。
永谷園 業務用お茶づけ海苔
我が家に欠かさず常備しているのがお茶漬けの素。
時間がなくてもさっと手軽に食べられる利便性、風邪ひいて体調悪い時にも食べられる汎用性の高さが良い。
夏バテしてても食べやすく、ほどよく塩分も摂れるため実は夏にもおすすめ。
お湯の分かさ増しできるのでダイエット食としても良き。

アイリスオーヤマ 十六穀米
普段炊くお米に混ぜて炊くだけで簡単に十六穀米ごはんができる優れもの。
十六穀が加わることでビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養バランスを整えることができます。
さきほどのお茶漬けとの組み合わせもあり。
私も最初は「えー十六穀米とかなんか不味そう」と思っていましたが、全然そんなことはなかったです。
かといってめっちゃ美味しくなるってこともないのですが別に味は気にならず、節約しつつ栄養バランスが改善するのは普通にあり。
食べたことない方もこの機会に一度試してみてはいかがでしょうか。

ヘルシオ ホットクック
言わずと知れたシャープの全自動調理器。
カレーや肉じゃが、パスタなどの煮物系はもちろん、中華料理などの炒め物も自動で調理してくれる優れもの。
ご飯も炊くことが出来るため、炊飯器が故障してメーカー修理を待つ間はこのホットクックで炊飯器不在を凌いでいました。
まじでなんでも出来る子。
外出前に食材を仕込んでおけば勝手に調理してくれるので、共働きや育児などで忙しい家庭にはまじでおすすめのアイテム。
価格は高いけど、自由に使える時間が増えることを考えれば十分もとが取れる。
我が家でももう2年以上稼働しております。

💡ヘルシオホットクックのレビューはこちら👇