フリーランスとして働くようになってから、あらためて健康管理の大切さを痛感している昨今です。
会社員時代のように有給や定期健診、福利厚生があるわけではなく、仕事以外にも育児もあるので体調を崩した時のインパクトが会社員時代以上に大きいなと感じます。
会社員時代に激務で不眠症になった経験から今でも睡眠や運動量をスマートウォッチでトラッキングしていますが、 いまだに寝るときに手首の存在感が気になったりすることもあります。
特に夏場は蒸れたり、日焼け跡がついたりするので、どうにかならんかと感じているところでした。
そんなときに思い出したのが、過去に使っていたスマートリングの存在。
一度手放しましたが、今思い返すと「悪くなかったな」と感じており、そんなタイミングで出会ったのが今回レビューするスマートリカバリーリングです。

この記事では、実際に使ってみた体験をもとに、
- スマートリングとスマートウォッチ、どう違うのか
- 着け心地はどうか
- どんな人に向いているのか
といったポイントを交えながらレビューしていきます!

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そもそも「スマートリング」とは?
使ったことのない人向けに簡単に解説しておくと、スマートリングは身につけることで脈拍や睡眠の質、歩数などの運動量などの健康に関する情報をトラッキング(記録)してくれる指輪型のガジェット。
健康情報を測定・記録することで自分の体調変化を可視化し、生活習慣の改善や健康管理に役立てるのが主な目的です。
最近はApple Watchなどのスマートウォッチでトラッキングしている人も増えてきました。
しかしスマートウォッチやスマートバンドなど腕時計型のアイテムは寝る時に着けていると邪魔に感じることもあります。
そこでよりコンパクトでストレスのない形でヘルストラッキングしたい方向けなのがスマートリングです。
- スマートウォッチよりコンパクトで着用感が小さい
- バッテリー持ちが良い傾向(1回の充電で1週間以上もつ)
- スマートウォッチよりもやすい
などの特徴があります。

有名どころの製品だとOura RingやGalaxy Ringなどがあります
- 手軽に健康管理したい人
- 腕時計やスマートウォッチを着けるのが苦手な人
- 機械式などのおしゃれな時計を着けながらヘルストラッキングもしたい人
- 仕事などの制約で日常的にスマートウォッチを着けるのが難しい人
スマートリカバリーリングについて
スマートリカバリーリングは日本のスタートアップ企業であるissin株式会社(イッシン)が開発したスマートリングです。
デザイン・サイズ

睡眠やストレス、脈拍などのヘルス情報をトラッキングできます。
幅8mmの広めの指輪で、内側にはデータ測定用のセンサーがあるのが特徴。
カラーバリエーションはマットブラックとマットシルバーの2種類。
どんなファッションにも合わせやすいシンプルなデザインがいい感じです。
材質は内側が合成樹脂ですが外側は丈夫なチタン製のため、日常使いで傷がつくことはめったにないと思います。
重量は約3gでスマートウォッチよりも圧倒的に軽いので着けていることを忘れるレベル。
防水性能もIP68/5ATM(水深50m相当の水圧に耐える)と高く、洗い物やお風呂、プールなどの運動時にも装着したままで問題ありません。
機能・測定項目
スマートリカバリーリングは指に装着することで以下のような健康データを計測できます。
- 睡眠(深い眠り・浅い眠り・REM)
- ストレス指数
- 身体活動量
- 心拍数
- 血中酸素濃度(SpO₂)
- 皮膚温(体温のトレンド)
- 生理周期
測定項目的には既存のスマートリングと比較して目新しい部分はないのですが、言い換えればOura RingやGalaxy Ringなど既存のハイエンドモデルと同等の機能性を持っているということ。
稼働時間・充電方式
公式によると1回の充電で7日間バッテリーが持つとのこと。
私が実際に使ってみた時も、フル充電から6日ほど経った時点でバッテリーが10%を切ったので、ちょうど1週間くらいは持ちそうな感触でした。
充電は専用のチャージャーにType-Cケーブルを接続してリングをセットするだけなのでお手軽です。
2時間ほどでフル充電になります。
対応アプリと使い方
スマートリカバリーリングは、専用アプリ「ウェリー」と連携します。
アプリ上で運動・睡眠・ストレスを一元管理できるので便利です。
別売りのスマートバスマットとも連携すればこのアプリ一本であらゆるヘルスケアデータをまとめて管理できます。
計測したデータはアプリに自動的に取り込まれ、様々な健康アドバイスも表示されます。

専門知識がなくても直感的に利用できるので、年配の人にも使いやすいように感じました。
従来のスマートリングは何かと海外メーカーが多く、UIが独特だったり日本語訳が違和感があったりすることが多い印象でした。
後述しますがスマートリカバリーリングを作ったissinは日本のスタートアップ企業で、アプリが日本向けに最適化されているのが好印象です。
issin株式会社ってどんなメーカー?
スマートリカバリーリングを開発したのは、issin株式会社(イッシン)という東京大学発のスタートアップ企業。
つまり日本企業です。
設立者は、私も愛用しているシーリングライト型プロジェクター「popIn Aladdin(ポップインアラジン)」シリーズや、超大ヒットゲーム「スイカゲーム」を手がけた程 涛(テイ・トウ)氏です。
「えっ、ポップインアラジン作った人の会社!?」「しかもスイカゲーム作ったのもこの人だったの!?」と私も心底驚きました。
ポップインアラジンやスマートリカバリーリングからもわかるように、程氏が手掛けるプロダクトは面白さや便利な機能を追求しつつ、生活やインテリア、ファションに溶け込むデザイン性が魅力。
存在感を主張しすぎず役割をきっちりと果たす「職人」のようなデザイン性がとても好みです。
個人的にも、もっと国産の面白いガジェットが増えて欲しいので、こういった面白い製品を作ってくれるスタートアップ企業はレビューを通じてどんどん応援したいなと思います。
購入の流れとサイズ選び
スマートリカバリーリングは、issin公式サイトから購入できます。
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購入前にサイジングキットでサイズ確認できる
指輪のサイズがわからない人も心配はいりません。
スマートリカバリーリングでは、本製品の前に「サイジングキット(サイズ確認用のダミーリング)」を先に送ってもらうことが可能です。
このキットで自分の指に合ったサイズを確認してから、本製品を注文する流れになっています。

もちろん、「サイズはわかってるからすぐ使いたい」という人は、そのまま本製品を注文することも可能です。
普段と同じサイズではきつく感じるかも?
スマートリカバリーリングの内側には、センサー用のわずかな出っ張りがあります。
そのため、普段使っているリングサイズで選ぶと、人によっては少しタイトに感じる可能性も。
個人的には、サイジングキットで一度しっかり試してみることをおすすめします。
一日着けて、無理のないサイズを選ぼう
サイジングキットが届いたら、候補のリングを丸一日装着して過ごしてみましょう。
人間の指は時間帯や体調によって太さが微妙に変化するため、短時間の試着では分からないこともあります。
ただし、きつすぎると着け心地が悪くなってしまうので、あくまで無理のない範囲で選ぶのがポイントです。
サイズ確定後に本製品を注文
サイズが決まったら、サイジングキットに同封されているQRコードから本製品を申し込みます。
この時点でようやく「自分にぴったりのリング」が送られてくるので、失敗なく快適に使い始められます。
購入時に感じやすい疑問
- どの指につけるのがいい?
-
公式では人差し指が推奨されています。
さらに利き手とは反対の手の方が、運動量などの計測がより正確になるとのこと(利き手は活動量が変動しやすいため)ちなみに筆者は右利きで、リングは左手の中指に着けています。
親指や人差し指はスマホ操作などで使う機会が多いため、それ以外の指の方が装着感が気になりづらいです。私の体感では指を変えても特に測定に影響はなさそうです。
- サイズ交換はできる?
-
リング本体の発送から10日以内であれば、1回だけサイズ交換が可能なので安心です(※破損やキズがない場合に限る)。
交換手続きはカスタマーサポートに連絡し、指定された手順に従って進めます。
スマートリカバリーリングをレビュー
到着・開封
サイジングキットからサイズ指定してから2日後、本製品が届きました。


中身は以下の通り。
- スマートリカバリーリング本体
- 専用チャージャー
- 充電ケーブル(USB Type-C)
- クイックスタートガイド

リング本体はサイジングキットで指定した通りのサイズとカラー。
内側にセンサーや充電用の端子が見えます。

充電は無線ではなく、リング内側の接点を充電ケース側の端子に接触させる形式。
充電が開始されると緑色のLEDが点滅します。

チャージャー(充電ケース)は蓋付きのため、モバイルバッテリーなどを挿せばカバンに入れて移動中などにも充電できます。長めの旅行の時なんかも安心です。
設定
スマートリカバリーリングは充電済みの状態で到着するため、そのまま使い始めることができます。
スマホに専用アプリ「ウェリー」をインストールして起動すると、最初にアカウント登録の画面が開きます。
メールアドレスなどを使ってアカウントを作成してください。
アカウント作成が済むとリングが検出されてペアリングが開始されます。
リングのアップデートが完了すると使用準備OKです。
基本的な初期設定はこれだけで、特に難しかったり手間に感じる部分はありませんでした。

✅使ってみて良かった点
実際に1週間ほどスマートリカバリーリングを使ってみて、「これは良いぞ!」と感じたポイントをいくつか紹介します。
特にコスト面や使いやすさ、独自のリカバリースコア表示にはかなり満足しています。
リング自体のデザイン、質感
まずシンプルな見た目が気に入りました。
マットなチタン素材でかなり軽量なので、手に着けても主張しすぎずに馴染んでくれる感じがします。

以前別のスマートリングを使っていた時は光沢のあるブラックだったのですが、ちょっと浮いているというか目立ってしまう感が否めませんでした。
私は派手なアクセサリーが苦手なので、このくらいシンプルなデザインが心地よいです。
リング自体も薄く、手を握っても隣の指を圧迫するような感じもないため着けていることを忘れそうなレベル。
長時間身につけるアイテムなので、付け心地の第一印象は大切です。
今回わたしはマットブラックを選びましたが、マットシルバーも良さそうだなーと目移りしております。
測定精度も高そう
測定精度の良し悪しを正確に判定することはできませんが、各データを見ると体感値にも近いように感じます。
歩数や睡眠のトラッキングデータなどを手持ちのスマートウォッチのデータとも比較してみましたが、さほど乖離は無かったため測定精度については問題なさそうです。
個人的に感心したのはストレス値のデータ。
家で一人で落ち着いてブログ記事を書いている時はストレス値が低く、朝からイヤイヤ期の我が子の相手をしてイライラしている時はストレス値がかなり高くなると言った感じでかなり正確にトレースしているように感じました。

ストレス値は後述の「リカバリー」のスコアにも影響するので、体調管理でも重要なパラメータです。
「リカバリー」スコアで体調が一目で分かる
本製品で面白いなと思ったのが独自の「リカバリースコア」表示。
睡眠の質や活動量、ストレスなどのデータをもとに、自分の“回復状態”をパーセンテージで見える化してくれるというもの。

言ってしまえば「今の自分のHPはどれくらいあるか?」をひと目で確認できる感覚です。
例えば上記の画像だと、自分のコンデションは8割弱でまぁまぁであることが分かります。
ぐっすり眠れた日はHPがほぼ100%に回復していたり、睡眠不足や激しい活動をした翌日は回復量が40%程度と、直感的に体調の良し悪しがわかるのが面白い。
従来のスマートリングでも睡眠や活動量のデータは見られましたが、「結局、自分の体調はいいの?悪いの?」がパッと見で分からずにいまいち活用しきれませんでした。
もちろんこの数字が必ずしも自分の体調を正確に表現しているというわけでは無いと思いますが、「今日は体調良さげだから頑張ってみよう!」とか「今日はスコア低めだからぼちぼちでいこう」みたいな方針立てがやりやすくなります。
コスパがトップクラスに良い
既存のスマートリング市場では、本体価格が5万円以上というのが一般的。
安いモデルでも3万5千円以上することが多く、特に初めての人は気軽には手を出しにくいと思います。
実際に使ってみた感触でも測定精度はしっかりしており、入眠時間や起床時間なども正確に検出されていました。
「初めてスマートリングを試してみたい」という人にとって、機能不足を感じることはほぼないと思います。
実際に私が使ってみた感想としても、機能性はもちろんプロダクトの質やアプリの完成度は申し分なし。
スマートリング全体で見てもかなりコストパフォーマンスが高い製品だと感じました。
月額課金なしでランニングコストゼロ
個人的にいちばん嬉しかったのがここ!!
スマートリカバリーリングは、買い切り型でアプリの利用に月額課金が不要です。
実は私が以前使っていた大手スマートリングを手放した最大の理由が「月額課金」。
それなりに高価な本体価格に加えて、毎月1,000円前後のサブスク費用がかかっていたので、正直しんどかったんですよね…
スマートリカバリーリングは本体を買えばすべての機能が使えるので、気軽に使い続けられます。
お財布に優しいのは誰にとってもありがたいポイントです。
アプリの同期が早い
専用アプリ「ウェリー」はUIがシンプルで見やすく、データの同期も早いのがよかったです。
アプリを開いたらすぐに当日のデータが確認できるのはありがたい。
以前使っていたスマートリングは、データの同期が妙に遅くて、アプリを開いてもすぐに見れずにイライラすることもしょっちゅうでした。
ウェリーはスムーズにデータが同期されるので、忙しい朝でもパッとアプリを開いて確認することができて快適なのが好印象です。
⚠️気になった点
ここからは使っていて気になったところ。
まずハードウェアや機能面では、以前使っていた他社のスマートリングと比べても大きな不満はなく、むしろ”アプリ課金なし”というだけで十分すぎる価値を感じています。
しかしいくつか気になる部分もあったので、ここで正直な感想を共有しておきます。
アプリの成熟度にはまだ伸びしろあり
海外大手のスマートリングを使った経験があるせいかもしれませんが、機能性や操作性、画面の動線設計などがどうしても見劣りしてしまう部分がありました。
睡眠の質がわかりにくい
睡眠スコアの画面は睡眠時間や心拍数などの数値が羅列されるのみで、果たして睡眠の質が良いのか悪いのかが判断しづらいです。
点数をつけたり、「昨晩は少し眠りが浅かったです」といったわかりやすい評価指標があると、もっとデータを活用しやすくなる気がします。

最終的に「リカバリースコア」に反映されているのだとは思いますが、私は過去に不眠症に悩んでいた経験から、“睡眠の質”だけを個別に確認できる機能が欲しいと感じました。
目的の画面にたどり着きにくい
全体的に、アプリ内の動線が直感的ではないと感じる場面が多かったです。
たとえば、トップ画面に表示される睡眠データをタップしても詳細画面には進まず、
わざわざ「データ詳細」から「睡眠」を選ばないといけない仕様だったり…
「よく見る情報」にすぐアクセスできないのは地味にストレスです。
さらに、食事や運動の記録ができる「マイデータ」ページも、なぜかウェリーくんとのチャット画面からしか開けず、回りくどさを感じます。
①よく使う画面を開くのに複数の操作が必要
② 各ページへの動線がほぼ一つしか用意されていない
この2点が、アプリ全体に感じた使いづらさの原因かなと感じました。
ウェリーくんの扱いに戸惑う
妙に気になってしまったのが、アプリ内に登場するマスコットキャラ「ウェリーくん」の存在感。
見た目は青くて丸いベ◯マックス風。
自分のコンディションがウェリーくんの様子に反映される、自分の分身的な存在…のようですが、どうにも自己投影するには中途半端で、感情移入しにくいです。
「アクション:リラックス」という文字とともに、BGMが流れてウェリーくんがスヤスヤ…
たぶん「一緒にリラックスしましょう」という趣旨だと思うのですが、「私は何をすればいいの?」という戸惑いの方が先にきました。
ウェリーくんと一緒に行うエクササイズなども用意されていますが、正直使う気にはなれず…
気にしなければいいと言えばそれまでですが、アプリ内にやたらとウェリーくん関連の画面が多くて目にする機会が多いため、気にするなという方が難しいレベルです。
アニメーションも生成AIによる破綻したモーションが見受けられ、このあたりは正直不快感が強いです。

個人的な感覚ですが、生成AIのキャラクターに親近感を持つ人は少ないような気がします。
ウェリーくんをマスコットとして扱うなら、このあたりのデザインはもっとこだわって欲しいところ…
今後のアップデートに期待
細かい不満点はあるものの、ハードウェアのクオリティはかなり高く、30000円以下でハイエンド機種並みの機能や使い心地が実現していることに正直驚いています。
だからこそ、アプリまわりの完成度が今後さらにアップすれば、もっと多くの人におすすめできるスマートリングになるでしょう。
国産スタートアップの成長力に期待しつつ、今後のアップデートに注目していきたいです。
スマートリカバリーリングはこんな人におすすめ
スマートウォッチと比べて、スマートリングはよりミニマルで気軽に身につけられるアイテムです。
特に以下のような人には、スマートリカバリーリングがフィットすると思います。
- 健康管理はしたいけど、スマートウォッチのサイズ感が気になる人
- 睡眠の質を測りたいけど、寝るときに腕時計を着けたくない人
- 腕時計やリストバンドの圧迫感・蒸れが苦手な人
- 機械式などお気に入りの腕時計と併用したい人
- 職場や業種の関係で腕時計が着けられない人
- 手元をすっきりさせつつ、日常的にヘルストラッキングをしたい人
総評:ハードは満足!アプリの成長性に期待
スマートリングはスマートウォッチよりも圧倒的にコンパクトで指に軽くつけておくだけで睡眠・心拍・ストレスなどを自動で記録してくれるため、忙しい現代人にぴったりのガジェットです。
issinのスマートリカバリーリングの最大の魅力は、既存のハイエンドスマートリングの機能性を3万円未満で実現したコスパの高さ。
スマートリングを気軽に試すことができるのは、初めてのユーザーにも嬉しい選択肢になると思います。
アプリにはまだまだ改善の余地がありますが、製品全体の完成度や今後のアップデートに期待できる点を踏まえると、「スマートリング入門機」としてかなり優秀です。
- スマートウォッチの着用感が煩わしい人
- 睡眠の質を手軽に記録したい人
- 初めてスマートリングを試してみたい人
そんな方は、ぜひ一度試してみてほしい製品です!

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