近年では民間の宇宙ロケットやAIなど、テクノロジーの発展は留まることを知りません。
しかしそれ以上にハイテクで幻想的な世界に私たちを連れて行ってくれるのがSF映画です。
人類は科学を駆使してSF映画の中の世界を現実にしてきました。
今回は紹介するAmazonプライムビデオ(アマプラ)で観られるSF映画の中からも、いずれ現実になる世界があるかもしれませんね。
今回は、私が今まで観た中で特にワクワクした最高のSF映画をカテゴリー別に厳選してご紹介します!
AI・アンドロイド系
エクス・マキナ
あらすじ
世界的に有名な検索エンジン会社「ブルーブック」で働く地味で彼女もいないプログラマーのケイレブは、ある日突然人里離れた社長の別荘に招待される。
社長のネイサンはケイレブに秘密保持契約書にサインさせ、ここで人工知能を搭載した人型ロボットを作っている事を明かしてその性能テストをしてほしいと頼まれる。
美しい人型ロボットのエヴァと対面して、あまりの完成度に驚嘆するケイレヴだったが、ある時停電と同時に監視しカメラが止まると、エヴァは突然真剣な表情で「ネイサンを信じてはいけない」とケイレブに警告する。
みどころ
AI(人工知能)だけでなく「意識とは?」「人間らしさとは?」という哲学的な問題を大きなテーマに据えた本作。
こういった哲学的な映画が好きな私は初めて見たときにそのまま2週目を観てしまうくらい面白かったです。
エヴァのテストを続けるうちにケイレブが自分のアイデンティティを見失い始める様子は本当にゾッとします。
エンディングの解釈が人によってかなり別れる作品だと思うので、ぜひ一度観て感想を聞かせてほしい名作です。
チャッピー
あらすじ
2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグでは、多発する凶悪犯罪で警察官の殉職を防ぐために世界で初めてロボット警察官を導入した。
テトラバール社でロボット警察官を開発したディオンは、スクラップになる予定のロボットをこっそり持ち帰りAIの研究を進めていた。
ある時ディオンはギャングに拉致され、ギャングロボットを作ることを命じられる。
ディオンは独自開発していたAIの知識を流用してロボットを組み立てると、ロボットは赤ちゃんレベルの自我を持って起動した。
ロボットは「チャッピー」と名付けられ、ディオンは我が子のように可愛がるが、ギャングたちはチャッピーに強盗や殺人のやり方を教えてギャングの一員として扱うようになる。
みどころ
マスコット的なタイトルやポスターに見えますが、中身とのギャップがすごい作品です。
AIと人間のハートフルなドラマかと思いきや、ものすごく深い倫理的、哲学的な問題を投げかけてきます。
ストーリー自体はとても分かりやすいのですが、その中で絵起きる出来事を通じて「人間の意識とは?」「人間の死とは?」そんな抽象的な疑問が頭の中をぐるぐると巡ります。
初めて観たときは、エンディングをどんな感情で観ればいいのか分からずにしばらく茫然としてしまい、強く印象に残っている映画です。
ブレード・ランナー
あらすじ
2019年。ほとんどの人類は環境汚染が進んだ地球を離れて宇宙に移住し、
人造人間“レプリカント”を作り出して奴隷として宇宙開拓に従事させていた。
その一方、地球にされた人類は劣悪な環境下での暮らしを余儀なくされていた。
ある日のロサンゼルス、感情が芽生えて脱走したレプリカントを“解任”の名目で抹殺する警察の専任捜査官“ブレードランナー”を引退していたデッカードは、ロス市警の元上司ブライアントに呼び出され地球に逃亡・潜伏しているレプリカント4体の捜査を頼まれる。
捜査協力を求めにレプリカントの開発元であるタイレル社を訪れたデッカードは、人間をも超えるクオリティのレプリカント”レイチェル”と出会う。
みどころ
SF映画の金字塔と評される本作ですが、この映画の魅力をまとめるのは難しいです。
私が抱いた感想としては、リドリー・スコット監督の近未来的ながらも退廃的な世界観やビジュアルが印象的で、物語の中では人間よりも感受性豊かなレプリカント達と、感情抑揚のない機械的なデッカードの対比を通じて「人間性とはなんなのか?」「人間、心の定義とは?」という哲学的な問いについて考えさせられるように感じました。
単純なSF映画ではなく、もっと奥深い私たちの人間性に向き合うきっかけになる映画だと思います。
終末系
アイ・アム・レジェンド
あらすじ
突然変異したウイルスの蔓延により、人類がほぼ全滅した世界。
ウイルスに免疫のあった軍人で科学者のロバート・ネビルは荒廃したニューヨークでひとり生き残り、無人の店舗で食料品や日用品を調達しながら、生活していた。
ロバートは理性を失い凶暴化した人間「ダークシーカー」を元に戻すために治療薬の研究を続けていた。
ある日、試作した治療薬の実験のため1人の女性ダークシーカーを捕獲したロバートだったが、その際にまるで意思を保っているかのような男のダークシーカーの姿を目撃する。
みどころ
「荒廃した世界で主人公が孤独に生きるゾンビ映画」は今となってはさほど珍しくないジャンルですが、「アイ・アム・レジェンド」のクオリティの高さは群を抜いています。
主演のウィル・スミスの演技力も相まって、暗闇の恐怖感、強い孤独感、それらをごまかそうと気丈に振舞うロバートの姿は、観ていて思わず胸が痛くなります…
ストーリーの中でロバートが直面する様々な希望や絶望に、観ている私たちも思わず感情移入してしまう名作です。
アイランド
あらすじ
地球は大気汚染によって生物が住めない環境になっていた。
人類は管理の行き届いた安全で快適な施設の中で暮らしおり、彼らの希望は、汚染の無い地上最後の楽園「アイランド」へ行くこと。
ある日リンカーンは施設内の作業中に通気口から入ってきた小さな蛾を発見する。
施設外に生物はいないはずと思っていたリンカーンは施設の存在自体に疑問を抱くようになり、立ち入り禁止エリアに忍び込んで真実を知ろうとするが…
みどころ
ユートピア(理想郷)系のSF映画が好きな人はぜひオススメした作品です。
初めて観た時は施設の裏側の真相におもわず「うっわまじかよ…」と思ってしまうことでしょう。
主演のユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンの美男美女コンビは荒廃した世界観に華を添えてくれ、マイケル・ベイ監督特有の迫力ある映像やスタントも特徴的です。
二度観ると登場人物のちょっとしたセリフや表情、会話するときの反応など緻密な伏線も楽しむことができる作品です。
アルマゲドン
あらすじ
地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。
テキサス州に匹敵する大きさのその小惑星が地球に衝突すれば人類滅亡は免れないが、タイムリミットはあと18日しか残されていない。
NASAが総力を挙げてたどり着いた結論は、小惑星を掘削して内部に核爆弾を設置、内側から破壊するというものだった。
前代未聞の作戦に抜擢されたのは、石油採掘のスペシャリストたちだった。
刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、人類の運命を委ねられた14人の男たちは小惑星へと飛び立つ。
みどころ
人類が滅亡の危機に瀕するSF映画はたくさんありますが、アルマゲドンはその中でも金字塔と呼ぶにふさわしい作品です。
未曽有の危機の中で描かれる登場人物たちの葛藤や家族愛の描写がとても印象的で、まるで地球から採掘チームを応援している一人の人類のような気持ちで映画を楽しむことが出来ます。
主題歌「I Don’t Want to Miss a Thing」も有名で、アルマゲドンを観たことが無い人でもこの歌のサビは聞いたことがある人も多いことでしょう。
マッド・マックス 怒りのデスロード
あらすじ
核戦争によって世界が崩壊した近未来。
生き残った人類はわずかに残された水や物資、石油を巡って対立し合う混沌の時代となっていた。
元警官のマックスは愛車“V8インターセプター”を駆り、あの日救えなかった妻子の幻覚と幻聴に苛まれながら砂漠を放浪していた。
マックスは、どこからともなく現れた凶悪な武装集団“ウォーボーイズ”に襲撃され “シタデル”という砦に連行され奴隷の証である焼き印を押されてしまう。
シタデルは独裁者イモータン・ジョーの支配下にあり、潤沢な地下水とそれから成る農作物の栽培を牛耳ることで人々を支配していた。
マックスはウォーボーイズの一員であるニュークスの輸血ドナーにされ、ジョーを裏切った女将軍フュリオサの追跡に巻き込まれることになる。
みどころ
荒くれ者たちが暴力で支配する世紀末的な世界観が印象的な『マッドマックス』シリーズですが、本シリーズの世界観は『北斗の拳』にも影響を与えています。
荒れ果てた世界で武骨な車や荒くれた男たちが砂や炎にまみれながら資源をめぐって戦う様子は、まさに世紀末のワイルドスピード。
本作はシリーズ4作目なのですが、主人公マックスの過去の話などはあまり本筋に関係がないため、初めての方でも問題なく楽しめます。
マトリックス
あらすじ
凄腕ハッカーのネオは”起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。
そんなある日、ネオのパソコン画面に、不思議なメッセージが届く…。
正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオは謎の男モーフィアスと出会う。
そこで見せられたのは、想像だにしなかった世界の真実だった。
やがて、ネオは人類の命運をかけた壮絶な戦いに身を投じる。
みどころ
公開当時に世界中で大ブームを巻き起こした作品です!
主人公ネオを演じるキアヌ・リーヴスのアクションが最高にかっこいい。
新しい撮影手法を駆使した圧倒的な映像美、物理法則を超越したスリリングなアクションシーン、哲学的なテーマが織り交ざった予測できないストーリー展開に思わず引き込まれる作品です。
宇宙系
アバター
あらすじ
戦争で下半身不随となり、車椅子生活を送っていた元海兵隊員のジェイクは、亡き兄に代わって「アバター・プロジェクト」に参加する。
それは地球から遙か彼方にある惑星パンドラで、希少鉱物を採掘する事業だった。
人体に有害なパンドラの大気下で過ごせるよう、先住民と人間のDNAをかけ合わせた人工肉体「アバター」が作られ、彼はそれを遠隔操作しながら思い通りに体を動かす自由を得る。
ジェイクは採掘事業を円滑に進めるために先住民族ナヴィと友好を結ぶ役割を与えられ、神秘的な光景が広がるパンドラの森の中でナヴィの美しい女性ネイティリと出会う。
互いに惹かれあうジェイクとネイティリだったが、しびれを切らした採掘責任者クオリッチはナヴィの村での鉱石採掘を強行しようとしていた。
みどころ
巨匠ジェームズ・キャメロン監督が生んだ、とんでもない映像美と独創的なストーリーが印象に残る作品です。
2009年の公開から間もなくたちまち人気を博し、歴代映画の興行成績1位という快挙を成し遂げました。
この記録は2023年の現在でもいまだに破られていません。(ちなみに2位はアベンジャーズ:エンドゲーム(2019))
そのCGのクオリティは圧倒的で、公開から15年近く経過した現在でもつい最近作られた映画のように感じるくらい全く見劣りしません。
先住民のナヴィの生活様式や信仰、パンドラに住む生物などあらゆるものに細かい設定が練られており、まるで彼らが実在するかのような感覚で映画を楽しむことが出来ます。
インターステラー
あらすじ
近未来の地球。植物の激減と砂漠化で食糧難に陥り、人類は滅亡の危機に瀕していた。
元NASAの宇宙飛行士クーパーは2人の子供とトウモロコシ畑を営んでいた。
ある日、クーパーは娘マーフの部屋でいつも同じ本が落ちる奇妙なポルターガイスト現象に遭遇する。
それがバイナリ(2進数)のメッセージであることに気付いたクーパーは、その暗号をもとにNASAの秘密基地にたどり着いた。
そこでは人類存続のために移住可能な惑星を見つける『ラザロ計画』が進められており、クーパーもその計画への参加を持ち掛けられる。
愛する家族と人類を救うため、宇宙への旅に出る決意を固めるクーパーだたが、父と離れ離れになりたくないマーフを説得できないまま地球を旅立つことになる。
みどころ
インターステラーは間違いなく現代SF映画の最高傑作で、私が最も大好きなSF映画の一つです。
練りこまれたストーリーで一度見ただけで完全に理解することは難しいかもしれませんが、何回も見返したくなるほど魅力とロマンにあふれた映画です。
最新の科学考証を基にした美しくもおそろしい宇宙の描写は、何回観ても魅入ってしまいます。
科学に重きを置いた映画でありながらも登場人物の心の揺らぎが丁寧にストーリーに織り込まれており、ストーリーを通じて「愛」が大きなメインテーマとなっています。
まさしく「科学」と「愛」が見事に融合したSF映画です。
オデッセイ
あらすじ
マーク・ワトニーを含む6人の宇宙飛行士は、宇宙船ヘルメス号で火星探査の任務に就いていたが、火星に到着直後に激しい嵐に巻き込まれてしまう。
クルーの命を守るために任務を中断して急遽地球に戻ることが決まったが、屋外での離陸準備中に嵐で飛ばされた破片がマークに直撃して姿が見えなくなってしまう。
タイムリミットが迫る中最後まで助けようとしたルイス船長だったが、スーツが破損したマークの生存は絶望的で、クルーたちはマークを見つけられないまま火星を後にした。
マークの死は地球でもNASAから正式に発表され、仲間は地球へと帰還したがマークは火星で命からがら生き延びていた。
一命を取り留めたマークは4年後の有人火星探査まで生き残ることを決意し、火星に残された物資と機材を駆使して極限のサバイバル生活を開始する。
みどころ
「火星に一人で置いてけぼりにされる」というあまりにもハードすぎるシチュエーションのサバイバルSF映画。
精神的にも極限状態のはずですが、マークは持ち前の植物学の知識とユーモアを駆使して、限られた資源を活用しながら火星でのサバイバル生活を進めていきます。
マークは果たして生還できるのか、それとも火星で孤独に力尽きてしまうのか、ずっとハラハラしながらマークのことを応援したくなる名作SF映画です。
ゼロ・グラビティ
あらすじ
ライアンは医療技師として初めての宇宙飛行に参加していた。
指揮官のマット、そして同僚のシャリフと共に宇宙空間で作業をところ、ヒューストンの管制室からロシアの人工衛星が破壊され残骸が飛来しているため避難するように連絡が入る。
避難を試みた三人だったが、飛来した残骸はスペースシャトルとシャリフに直撃。
シャリフは死亡し、ライアンとマットも衝撃で宇宙に投げ出されてしまう。
どうにかお互いの体をロープでつなぎとめることに成功した二人は、管制室に通信を試みるため国際宇宙ステーションへ帰還するが、そこもすでに大破していた。
みどころ
宇宙空間に放り出される恐怖感と、ラストシーンがとても印象に残るハードSF映画です。
派手な演出や奇怪なモンスターが出てくることはありませんが、まるでドキュメンタリーを観ているかのようなシリアスな緊迫感に包まれます。
普段自分の身の回りに当たり前に存在するもののありがたみや尊さを実感できる映画です。
ちなみに原題は「Gravity(重力)」なのですが、ラストシーンの演出を考えると邦題「ゼロ・グラビティ(無重力)」に変えたのは本当にイケてないと思います。
2001年宇宙の旅
あらすじ
遠い昔、人類がまだ類人猿だった時代。
ある時突如として謎の黒い石碑のような物体“モノリス”が出現した。
好奇心からモノリスに触れた類人猿はその影響を受けて進化し、動物の骨を武器として使うことを覚え、他の種族との生存競争に勝利していった。
時は流れ、人類が宇宙に進出した時代。
月面のクレーターからモノリスが発見され、宇宙評議会のフロイド博士はモノリスを調査するために月を訪れた。
調査の結果、モノリスからは木星に向けて強力な電磁波が発せられていることが判明。
史上最高の人工知能“HAL9000”を搭載した宇宙船ディスカバリーは、船長デヴィッド・ボーマン以下5名の乗組員を乗せて木星探索に出発する。
みどころ
「聞いたことあるけど観たことない映画ランキング」があったら確実に上位に入る、それが『2001年宇宙の旅』。
SF映画の金字塔そ名高い本作ですが、ストーリーや特にラストシーンも難解なため、いったい何がすごいのか観てもよく分からん!という人も多いかもしれません。
劇中の描写としても、円形の宇宙ステーションやAIの反乱、無重力空間での作業など、SF映画をよく観る人にとってはあまり目新しい要素もないと思います。
しかし、この映画が製作されたのは1968年、人類が初めて月に着陸した1969年よりも前に製作された映画です。
つまり、この映画を製作したキューブリック監督は、月をはじめとする宇宙での生活や建造物について、科学的な見識と想像力だけで設計、構想を行いこの映画を作り上げたのです。
まさに天才としか言いようがありません。そしてそのシーンの数々は、科学的にも合理的で、現代の映画でも同様の描写が見られることが多いです。
『2001年宇宙の旅』は、そんなオーパーツとも言えるSF映画なのです。
侵略者系
インディペンデンス・デイ
あらすじ
アメリカ独立記念日を2日後に控えた7月2日。
空を巨大な円盤型宇宙船が世界中の大都市上空にも出現し、人類はパニックに陥った。
アメリカ政府はエイリアンと交信を試みるが、そんな中ケーブルテレビの技師デヴィッドは衛星通信にノイズとして隠されていた信号がエイリアンの攻撃指令のカウントダウンだと気付く。
急いで元妻でホワイトハウス首席報道官コニーを通してホイットモア大統領に警告するが、しかし時すでに遅く巨大宇宙船からの攻撃により、世界の主要な大都市は破壊され廃墟と化した。
海兵隊航空部隊の反撃も全く成果を上げられない中、生き残ったアメリカ首脳部は都市伝説だと思われていた宇宙人や宇宙戦闘機の研究施設「エリア51」に向かう。
みどころ
宇宙人による地球侵略モノのエンタメSF映画の中で最も有名な作品と言っても過言ではない作品です。
巨大な宇宙船の迫力と絶望感はいま観ても健在で、そこから発射される巨大なビームが建物を破壊するシーンは一度観たら忘れられない迫力があります。
一度は徹底的に蹂躙された人類がリベンジに挑む様子がアメリカンな熱いノリで描かれていて、大人から子供まで楽しく観られる最高のエンタメSF映画です。
宇宙戦争
あらすじ
アメリカ、ニュージャージー州。
港湾のドックでコンテナ作業に従事しているレイは、ある日離婚した妻から二人の子供を一時的に預かってほしいと頼まれる。
長男のロビーは父であるレイを尊敬しておらず、娘のレイチェルも反抗的な態度をとるため子守は難航していた。
その時、晴天だった空が雲に覆われ、激しい風と共に周囲に激しい落雷が何度も続く。
雷が止んで例が家の辺りを確認すると道路はひび割れ、車のエンジンもなにもかもショートしていた。
住民たちが状況を呑み込めずにいる中、突如地面が割れはじめ巨大な三本足の宇宙船<トライポッド>が現れて人々を容赦なく攻撃を始めた。
攻撃された人々は瞬時に粉々になり、その様子を見たレイは慌てて家に戻り、ロビーとレイチェルを連れて彼らの実家に避難を開始する。
みどころ
H・Gウェルズ原作の同名小説『宇宙戦争』をスティーブン・スピルバーグ監督が実写化したSF映画の金字塔。
無感情に人類を攻撃するトライポッドの理不尽さ、突然の出来事に困惑する登場人物たちの恐怖感がまざまざと伝わってくる作品です。
侵略もののSF映画の中でもかなり恐怖感を煽ってくる映画のため、シリアスでハードなSF映画を観たいという方には超おすすめの映画です!
オール・ユー・ニード・イズ・キル
あらすじ
ある日突然ドイツ・ハンブルクが謎の侵略者“ギタイ”の攻撃を受けた。
ギタイは5年かけてヨーロッパの侵攻を進める中、人類は「統合防衛軍」を結集。
“機動スーツ”と呼ばれる最新鋭パワードスーツを導入し、女性軍人リタ・ヴラタスキを筆頭にギタイへの反撃体制を整えつつあった…。
軍の広報担当ウィリアム・ケイジ少佐は、東郷防衛軍の指揮官ブリガム将軍からギタイ殲滅作戦のPRのために1時間後にフランスに展開する最前線への合流を命じられる。
臆病者のケイジは言い訳をして必死に逃れようとするも、強制的にイギリスのヒースロー基地へと連行された。
ケイジはJ分隊に配属されるが、機動スーツの使い方も武器の使い方もろくに教えてもらえないまま前線に送り込まれる。
統合防衛軍の大軍をもってしてもギタイは圧倒的な戦力を前に英雄のリタはケイジの目の前で戦死、J分隊の仲間たちも次々に死亡してしまう。
ケイジは地雷でギタイと相打ちして死亡するが、次の瞬間、ケイジは「作戦前日のヒースロー基地」で目を覚ます。
みどころ
原作は日本のライトノベルですが、トム・クルーズとエミリー・ブラントという超豪華なキャストで映画化されました。
死に戻りの能力に目覚めた主人公が、何度も戦いに身を投じながらギタイの攻略を進めていく様子は、まるで私たちが高難度のアクションゲームに繰り返し挑戦するようなドキドキを味わわせてくれます。
死に戻りという異常なシチュエーションにも慣れるという案外タフなケイジですが、時に心折れる様子がまた絶妙に人間臭くて好きです。
パシフィック・リム
あらすじ
2013年、突如サンフランシスコを皮切りに世界中を巨大な怪獣が襲った。
世界中に続々と出現する怪獣の脅威に対抗すべく人類は結束して巨大ロボット兵器”イェーガー”を完成させた。
怪獣を撃破する力を得たことで、怪獣退治は一種のエンタメに成り下がっていた。
ある時、イェーガー「ジプシー・デンジャー」のパイロット、ヤンシーとローリーのベケット兄弟は、怪獣出現の報を受け出撃する。
ベケット兄弟は快勝したかに思えたが怪獣にトドメを差し切れておらず、油断した隙をつかれて兄のヤンシーが死亡してしまう。
残されたローリーは激闘の末に怪獣を撃破するも、世界中で出現する怪獣は次第に強力になっており、イェーガーでは怪獣に太刀打ちできなくなっていた。
みどころ
アメリカのロボット映画といえば『トランスフォーマー』などが有名ですが、本作は全く系統の違う作品に仕上がっています。
最大の特徴は、ロボットが圧倒的に武骨で、重量感満載で描かれていることです。
イェーガーはその巨体に見合った重厚な動きで怪獣をぶちのめすので、戦闘シーンの迫力が段違いです。
「鉄人28号」や「マジンガーZ」、「エヴァンゲリオン」など日本の様々な特撮やアニメのオマージュと思しき要素も観られるので、日本のロボットアニメが好きな人は間違いなく楽しめる映画だと思います。
バトルシップ
あらすじ
2005年、人類は太陽系外に地球に似た惑星の存在を確認する。
NASAは強力な通信装置を開発し、その星との交信を開始した…
ハワイ・オアフ島で夜な夜な遊び歩いていたアレックスは、海軍に所属する兄のストーンから就職を促されていた。
しかしそこでアレックスは隣の女性サマンサを口説くために粗相を起こし、その不甲斐なさを見たストーンはアレックスを海軍に入隊させる。
駆け足で出世したアレックスだったが、問題行動が多くストーンや提督からの評価が悪かったため退官の危機に瀕していた。
そんな時、突如宇宙から5つの物体が飛来し、一つは衛星に激突し香港に落下、甚大な被害を出した。
残り4つは太平洋オアフ島沖に落下し、演習中だったアレックス達が調査に向かう。
みどころ
宇宙人の襲来に対してアメリカ海軍と自衛隊が共闘するという超胸熱な戦いが観られる映画で、巨大な駆逐艦と宇宙人が操る生物型戦艦との迫力ある海戦が楽しめます。
ノリがとにかくアメリカンで、米軍のカッコよさ、ユーモア、男くささが前面に押し出されています。
よその惑星に交信を試みるという宇宙人襲来フラグでしかないオープニングなので、宇宙船飛来のシーンは思わず「ですよねー!」と叫んでしまった作品です。
超常現象系
インセプション
あらすじ
近未来、経営者の夢に侵入してアイデアを盗む高度な犯罪「エクストラクション」が流行していた。企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。
ある日、仕事のターゲットであったサイトーと名乗る男から逆に仕事を持ちかけられる。
それは、コブが得意とするアイデアの盗み出しではなく、ターゲットの潜在意識にアイデアを植えつける「インセプション」だった。コブは依頼の危険性を理解しながらも、逃亡生活を打破するために最後の仕事として引き受ける。
みどころ
鬼才クリストファー・ノーラン監督の代表作で、複雑なルールと見たこともない映像表現に引き込まれてしまう超名作です。
主な舞台が「他人の夢の中」ということで、哲学的なテーマや現実ではありえない空間がゆがむような映像演出がとても特徴的です。
構想に20年もの時間が費やされた本作は、おそらく一度観ただけでは作品の全容を理解するのは難しいかもしれません。
しかしだからこそ、「あれはどういう意味だったんだろうか」と何度も何度も観なおしたくなる中毒性があります。
キューブ
あらすじ
オルダーソンは謎の立方体の部屋で目を覚ます。
状況が理解できないオルダーソンは、ハッチを通じて隣の部屋に移動するが、そこは壁の色が違うだけで先ほど同様の立方体の部屋だった。
困惑するオルダーソンは格子状のワイヤーに切り裂かれ絶命してしまう。
他の部屋では、別の6人が同じ部屋で目を覚ます。
お互いの共通点は全くなく、状況がつかめない6人。
脱獄のプロであるレンを先頭にこの建造物からの脱出を図るも、レンは罠にかかってしまい命を落としてしまう。
みどころ
理不尽シチュエーションSFと言えばやはりCUBEは外せません。
本来、登場人物たちは理不尽な状況に叩き込んだ黒幕に対してヘイトを向けるべき状況ですが、彼らはそのあまりに異常なシチュエーションからお互いに疑心暗鬼に陥る様子が生々しく描かれています。
効果音や無音の使い方がとても上手く、無機質な部屋の映像も相まって全編通して背筋が寒くなるような空気感が漂います。
TENET テネット
あらすじ
6月14日、キエフ国立オペラ劇場は突如現れた武装グループに占拠される。
CIAエージェントの“名もなき男”はテロリストと特殊部隊の乱戦の中で「プルトニウム241」を回収しようと、武装グループに潜入した仲間に近づいた。
しかしその時、観客もろとも劇場を爆破しようとする特殊部隊を見つけ、この戦い自体が何者かに仕組まれたものであることに気付く。
観客を守るために爆弾を回収する名もなき男だったが、敵の襲撃に遭い絶体絶命の危機に陥る。その時、男を救ったのは、銃口に向かって”逆行する弾”を操る謎の男だった。
みどころ
「時間の順行と逆行」がポイントとなる本作は、実際に俳優たちがクリストファー・ノーラン監督の指示のもと逆再生のアクションを練習して撮影したそうです。
時間が順行する人物と逆行している人物が同じ画面に共存する様子は本当に摩訶不思議な映像になっています。
過去から現在、そして未来までつながる壮大で複雑なストーリーは、一度観ただけでは理解することが出来ないくらい難解ですが、唯一無二の映像体験から何度も観返したくなる傑作SF映画です。
有名モンスター系
エイリアン
あらすじ
宇宙貨物船ノストロモ号は、航海を終えて地球に帰還する途中だったがマザーコンピューターが不可解な信号をキャッチする。
雇い主である会社の命令により発信源の惑星へ不時着し、調査に出た3人のクルーが信号の発信元である巨大な宇宙船を発見した。
注意深く内部に侵入するとまるで体が内側から喰い破られたような宇宙人の亡骸を発見した。
その頃ノストロモ号に残っていたリプリー下級准尉は、あの信号が遭難信号ではなく危険信号であることに気が付く。
捜索班のクルーは謎の卵から生まれた生物に襲われながらも貨物船に帰還したが、その後の食事中に突然死亡してしまう。
みどころ
パニックSF、モンスターSFの中でも私がトップクラスに好きな映画です!
エイリアンの造形や設定が恐ろしいながらも生物的で面白く、怖いんだけどついついじっくり見たくなる興味深いモンスターです。
全編を通じてどこから襲われるかわからない恐怖感が付きまとい、終始ドキドキしながら見られる名作です。
続編『エイリアン2』も面白いのでぜひ併せて観てください!
シン・ウルトラマン
あらすじ
ある時から日本に謎の巨大生物が出現するようになった。
政府はそれらを禍威獣(かいじゅう)と命名し、禍威獣特設対策室専従班(通称:禍特対)を設立した。
禍特対が透明禍威獣ネロンガの対応に出動した際、メンバーの神永は逃げ遅れた子供を助けるために単独で救助に向かう。
その時、空から突如現れた銀色の巨人が光線を発射してネロンガを粉砕。
神永はその爆風に巻き込まれてしまう。
生還した神永は新たに禍特対に配属された浅見とバディを組み、浅見は銀色の巨人を「ウルトラマン」と命名した。
みどころ
日本が誇る有名特撮『ウルトラQ』『ウルトラマン』を現代映画のリアルな雰囲気と原作へのオマージュをたっぷり含めて再構築した最高のエンタメ映画です。
精密なCGで迫力ある映像ながらも、禍威獣の質感はどこか昔懐かしい着ぐるみの質感が表現されているのがたまりません。
シンシリーズ特有の練られたキャラ設定、昔の特撮では描かれなかった妙に生々しい政治的な話などもあるため、子供だけでなく大人まで超楽しめる映画です。
シン・ゴジラ
あらすじ
海上保安庁が東京湾で漂流する1隻の無人クルーザーの内部を捜索していた。
その時、突然海中で爆発が起き、東京湾アクアラインのトンネルが崩落するなどの被害が発生する。
爆発の原因が分からず災害対策本部は混乱しており、内閣官房副長官の矢口はそこに巨大生物がいる可能性を示唆するも取り入ってもらえない。
政府の役人達による悠長な会議の最中、巨大な尻尾のようなものが海面から飛び出している映像が報道される。
情報の少なさから生物学者から大した見解が得られない中、環境省の尾頭は謎の生物の挙動から上陸する可能性を示唆する。
総理は国民を安心させるべく記者会見で「上陸の可能性はない」と断言するも、その会見中に謎の生物は東京・蒲田に上陸、街を破壊され人々はパニックに陥っていた。
みどころ
日本が世界に誇る特撮映画『ゴジラ』を現代のよりリアルな世界観で再構築した映画です。
製作に際して「実際にゴジラが現れたら政府や自衛隊はどのような対応を取るのか」というテーマで実際に関係各所に取材を行ったそうで、ゴジラが現れた際の政府の事務的な対応や困惑ぶりにとてもリアリティがあります。
それでいて昔のゴジラシリーズの音楽や懐かしさを感じるような演出もあるため、往年のゴジラファンからゴジラ初見の人まで幅広く楽しむことが出来ます。
遊星からの物体X
あらすじ
アメリカ南極観測基地に一匹の犬が駆け込む。
困惑する隊員たちであったが、犬を追ってきたヘリから降りてきた男二人組は何語か分からない言語で喚き散らし、必死に犬を殺そうとしていた。
銃や手榴弾を振りかざす男たちに隊員たちは慌てるが、男の一人は手榴弾の爆発に巻き込まれ死亡、もう一人も隊員によって射殺された。
犬はアメリカ基地内で保護し、謎の男たちはノルウェー基地の隊員であることが判明したため隊員たちはノルウェー基地に偵察に向かう。
そこで隊員たちは正体不明の燃える死体や、ぽっかり穴の開いた謎の氷塊を発見する。
みどころ
SF映画好きなら一度は観ておきたい作品。
人間に擬態して捕食する「それ」の生態はとにかく不気味で、互いに疑心暗鬼に陥る隊員たちの様子が生々しく描かれています。
80年代の映画ゆえ凝ったCGなどはありませんが、エイリアンの造形や表現が素晴らしく、よくぞCGを使わずにここまでの君の悪さを表現したものと感服してしまいます。
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