【初心者向け】ランサーズで最初の案件を獲得するために工夫したこと

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この記事で分かること

「ランサーズとかクラウドワークスで全然案件取れない…」

「案件への提案って具体的にどうすればいいの?」

本記事では私がランサーズで初案件を獲得するまでに工夫したことについて解説します!

初案件獲得後も継続して提案が通るようになったので、提案の要領がいまいちピンとこない人なかなか案件が取れずに困っている人のお役に立てれば幸いです。

今年からフリーランスのWebライターとして活動を始めるにあたり、ランサーズでも本格的に仕事を探し始めました。
活動を始めてからしばらく経ち、先日ようやく初案件を獲得してその後も何件かお仕事をいただき始めた状況です。

しかし、最初の方はなかなか提案を採用してもらえずに初案件を貰えずに困っている人も多いのではないでしょうか。

私も、活動開始当初は当たって砕けろの精神で色々な案件に提案していたのですが、あえなく撃沈を繰り返しました。
「さすがにこのままではイカン」と思い、提案するにあたりいろいろ工夫を繰り返したところ、ようやくいくつか提案が通るようになったのです。
その後続けて何件か通るようになったので、偶然ではなく工夫の効果があったものと思います。

本記事では、私がランサーズで初案件を獲得するまでに工夫したことについて解説します。
ライター以外のジャンルにも活かせる内容です。

全て私が実際にやってみたことで、すぐに真似できることばかりなので参考になる部分があればぜひ取り入れてみてください。

目次

クライアントから見て「信頼できそうなランサー」であることが重要

ランサーズには多くのクライアントから様々な仕事が出稿されています。
それらに私たちランサー(仕事を受ける人)が「私、その仕事できますよー」とスキルや予算などを提案し、最終的にまった提案の中からクライアントが依頼するランサーを選ぶわけです。

案件を獲得するためにはクライアントから「この人は信頼できそうなランサーだ」と思ってもらう必要があります。
クライアントは身元が怪しい人やスキルが足りなさそうな人にお金を払おうとは思わないですからね。

それではどうすれば「信用できそうなランサーだ」と思ってもらえるのか。
そのためには、プロフィールの書き方提案のやり方について工夫が必要です。

ここからは、実際に私が初案件を獲得するまでにやったことを具体的に解説します。
誰でも簡単にできることが多いため、案件が取れずに困っている人はぜひ取り入れてみてください。

プロフィールで工夫したこと

プロフィールを充実させた

まず一番最初にやるべきは、プロフィール欄をしっかりと作り上げることです。

案件に提案をすると、クライアントは提案内容だけでなく、あなたのプロフィールも見にくる可能性が高いです。
その時にプロフィールページが作りこまれていないと、あなたの魅力やスキルが伝わらず、提案も受け入れられない可能性が高まります。

プロフィールは一度きちんと整えれば、その後もずっと効果を発揮してくれるため面倒くさがらずにきちんと書きましょう。

特に重要なのが以下の3つ。

  • アイコン
  • 表示名
  • キャッチフレーズ
  • 自己紹介

これらはプロフィール画面でも真っ先に表示される項目で、いわば名刺のようなものです。
クライアントが確実に確認するポイントのため、きちんと設定しておきましょう。

プロフィールの各項目は全て後から編集することができるため、あまり難しく考えすぎなくてOKです。
書けるところから書き進め、少しずつ最適化していきましょう。

それぞれの書き方について、ワンポイントアドバイスです。

アイコン

ランサーズ公式では自身の顔写真を設定すると信頼性が高まると言われていますが、もちろん必ずしも素顔を公開する必要はありません。
私はブログアイコンで使っている顔イラストを使用しています。

アイコン無しでも活動はできますが特にメリットもないのでアイコンは設定したほうが印象がいいと思います。

アイコンは割と何でもいいと思いますが、最も頻繁に表示される要素なので印象的なものを設定できるといいと思います。
顔写真はもちろん、後ろ姿、オリジナルのイラストなどを使っている人が多いです。

もりけぇ

私の場合はブログと同じイラストアイコンを使っています

イラストであればココナラでクオリティが高いアイコンを1000~2000円くらいで作れるため、副業やフリーランス活動を始める人は作ってもらうのもいいでしょう。

表示名

表示名は本名を公開したくない場合に設定します。
私の場合は「もりけぇ」ですね。

「本名じゃないと案件が貰いない」ということはないので、ニックネームでも問題ありません。

キャッチフレーズ

キャッチフレーズはあなたを一言で自己紹介する項目です。
提案画面ではアイコン、名前と一緒に表示される一言アピールのような感じです。

自分のスキルや、仕事への姿勢について簡潔に書いておくといいでしょう。
例えば以下のようなイメージです。

  • 【現役の銀行マン】金融系記事が得意なライターです
  • エンタメ系~ビジネス系、SEO対策など幅広いジャンルに対応します!
  • 納期厳守で丁寧に執筆します!

他の同業ランサーの方のプロフィールを参考にしてみるのも良いと思います。

自己紹介

自己紹介の欄には1000字まで記載できます。

基本的にはクライアントが知りたがる以下のような情報を書いておけばOKです。
自分の専門性や強みが分かるように書いておくといいでしょう。

  • 経歴
  • 対応できる業務やスキル
  • (ライターであれば)得意なジャンル
  • 納品できる形態(WordやGoogleドキュメントが使えるか、WordPressに直接入稿できるか)
  • 連絡手段(メールやズームなどに対応できるか)
  • 活動時間

細かい内容については、同業の他のランサーを参考にしてみるといいと思います。

もりけぇ

参考までに、私のランサーズプロフィールはこちらです。
書き方の参考に、良かったらご覧ください。

ヘッダー画像を作成した

プロフィールの上の方には「ヘッダー画像」を設定できます。
ヘッダー画像はただの装飾だけでなく、自分のスキルや実績をビジュアルで見せることができるエリアです。

例えばイラストレーターなら自分の画風などをアピールするために過去の作品などを設定する人もいます。
ライターの場合、得意ジャンルやスキルについてアピールするといいでしょう。

例えば、私はこんな画像をCanvaで作成して設定していました。

Canvaであればテンプレートも豊富で、おしゃれなデザインが簡単に作れるためおすすめです。

もりけぇ

ヘッダー画像サイズは2560×840が推奨されています。

ランクを「レギュラーランク」まで上げた

ランサーズにはランサーのスキルや実績に応じてランクが上がっていく仕組みがあります。
初案件獲得のために、まずは「レギュラーランク」を目指しましょう。

画像:ランサーズ

最初はランク無しの状態からスタートして、レギュラー、ブロンズ、シルバーと上がり、最高は「認定ランサー」となります。

レギュラーランクは案件を獲得しなくても、以下の各種プロフィール設定などをするだけで簡単に到達可能です。

  • 表示名を登録する
  • プロフィール写真を登録する
  • 自己紹介を300文字以上登録する
  • ビジネス経験 (非公開を除く)、資格のうち1つ以上登録する
  • スキル、スキルセット、ポートフォリオ、パッケージのうち1つ以上登録する
  • 本人確認を認証する
  • 機密保持確認を認証する
  • 電話確認を認証する
  • 1ヶ月以内にログインしている

本人確認や機密保持の確認など、クライアント目線で見ても信頼性が高まる項目が多いのでレギュラーランクになっているだけでも他のランサーに差をつけることができます。

逆に言うと、レギュラーランクになっていないとそれだけ他のランサーより不利になります。

項目は多いですが、どれもプロフィールを設定しているうちに自然とクリアできるものばかりなので、必ずやっておきましょう。

「料金表」を作成した

ランサーズには「料金表」というシステムがあります。
料金表があると、クライアントがあなたのプロフィールをふらっと見に来て「この人に仕事頼みたい!」と思った時に、その料金表の内容をベースに仕事を依頼することができます。

つまり、こちらから提案していないときにも仕事が舞い込んでくる可能性が上がるということ。
対応できる業務の種類が多い人などはいろいろ登録しておくといいかもしれません。

私はまだこの料金表から仕事をいただいたことはありませんが、登録して1週間で100回以上閲覧されたというレポートが送られてきたので、結構見てもらえるみたいです。

提案時に工夫したこと

ここからは、提案時に工夫したことについて解説します。

「初心者アピール」をしない

私が提案時に心がけたことは、「初心者アピールをしない」ということ。

どういうことかというと、提案文に「初めてですが丁寧に取り組みます」とか「経験はありませんが頑張ります」みたいなことを書かないようにしたということです。
おそらく真面目で誠実な人ほど書いてしまいそうですが、客観的にみると「初心者なので質が低くても許してください」と保険をかけているように見えて印象が良くないです。

「初心者歓迎!」と謳う案件もありますが、基本的にはスキルが無さそうな人に仕事をくれるクライアントは少ないため、初心者アピールをした時点で提案が選ばれることは無いと思った方がいいでしょう。

確かに初心者の状態で応募することもあるかもしれません。
そういった場合も馬鹿正直に「初心者です」と書くのではなく、「納期を厳守します」とか「丁寧に取り組みます」とか「連絡には素早く対応します」とか、初心者なりに貢献できることを書くといいでしょう。

提案文の冒頭で役に立てる根拠を明示する

私が提案するときは、提案文の冒頭で役に立てる根拠をさっさと示すようにしました。

ランサーズでは提案文を3000字まで書くことができますが、クライアントはわざわざ全員分の提案を全文読むことはしないと思います。
私の感覚ですが、せいぜい冒頭の500文字程度と思っておいた方がいいです。

そのため提案文の最初で、役に立てる根拠をさっさと伝えてしまうことが重要と思います。

私の場合、例えば「PCゲームについての記事執筆」というライター案件に応募するときはこんな感じで提案文を書き始めていました。

フリーランスのライター・SEOブロガーとして活動中のもりけぇと申します。
ご掲載されている案件について私のスキルや知見でお力になれると思い、応募いたしました。

個人ブログでゲーミングPCやガジェットなどについて記事を書いているため、レビュー記事作成が得意です。
YouTubeでもゲームの実況配信をしており、PCゲームに関する知識があります。
ポートフォリオを添付のPDFに掲載しておりますので、お目通しいただけますと幸いです。


お任せいただければ誠心誠意執筆しますので、ぜひお声かけください!
以下、応募事項に回答いたします。

…(募集要項の内容について回答、経歴や実績について記載する)

まずは冒頭できちんと役に立てる根拠を伝えて自分に興味を持ってもらい、その後自分の経歴や実績についてじっくり見てもらうという流れです。

スキルをアピールするのも、「ライティングができます!」ではなく「ブログでレビュー記事などを書いていて得意です」と具体例を交えてアピールする方がクライアントもイメージがしやすいですよね。

このように、冒頭の500文字以内でクライアントに役に立てるポイントを伝えることを意識してみてください。

「こんなものが書けます(作れます)」と具体的にアピールする

提案時には、「もし私に依頼してもらえれば、こんなものが書けます(作れます)」というイメージを具体的に伝えることが重要です。

例えば「副業の体験談についての記事執筆」というライター案件に応募する場合、どちらの提案文の方が依頼したくなりますか?

「私はライティングが得意で、かつWEBライターや動画編集、株式トレードなどいろいろな副業経験があります」

私はライティングが得意で、いろいろな副業経験があるため以下のような記事を書くことができます。
『副業WEBライター始めたら半年案件が取れなかった話』
『副業で株式トレード始めたら本業に悪影響が出てしまった体験談』
『動画編集の副業でとんでもない失敗をしたエピソード』

おそらく、後者の方が依頼した後のイメージが湧きやすく、案件を取れる可能性が高いと思います。

クライアントは出てくる成果物のイメージが事前にある程度把握できる方が助かります。
すでに制作物やテーマが細かく決まっていない案件であれば、このように制作予定のものについて具体的にアピールするといいでしょう。

クライアントが求める情報に正確に答える

提案時にクライアントが求める情報には正確に答えながら提案しましょう。
理由は言わずもがな、クライアントがスムーズに連絡を取ったり仕事を進めるために知りたい情報だからです。

多くの案件では、説明文の中で「提案の際はこれについて教えてください」と募集要項的な内容が記載してります。

  • 週に何本書けますか?
  • 稼働できる曜日と時間は?
  • ライティング(活動)歴はどのくらいですか?
  • 〇〇の形式で納品できますか?
  • 稼働できない曜日はありますか?

といった感じです。
これらの内容に回答していないと、クライアントから「募集要項ろくに読んでないやつ…」と思われかねないので
きちんと回答しましょう。
とはいえクライアントからの質問に対して答えるだけなので特に難しいことは無いと思います。

ポートフォリオをPDFで添付する

ポートフォリオとは、自分の作品や実績についてまとめたものです。
自分の具体的な成果物を見せることができれば、クライアントも成果物のイメージが湧きやすく案件獲得に大きく近づきます。

しかしランサーズの提案画面では、提案文の中にURLやメールアドレスなどの連絡先記載することは禁止されています。
これは、ランサーズ外でやり取りしてトラブルが起きるのを防止するためです。

しかしそうなると、過去の実績やポートフォリオを見せたい場合はどうすればいいのか。
ポートフォリオを見せる方法は二つあります。

  • ランサーズのプロフィールに「ポートフォリオ」を登録する
  • 提案時にPDFで添付する

ランサーズのプロフィール画面には、過去に制作した作品や実績を登録しておくことができます。
しかし、わざわざプロフィール画面に飛んでもらわないと見れないこと、ライター案件など文章の実績を掲載するのに向いていないなどの問題があります。

そこで特にライター案件などは2個目の方法、「提案時にPDFで添付する」がおすすめです。

私の場合、ライター案件に応募するときは当ブログをポートフォリオとして提案しています。
そのためにGoogleドキュメントに自分の経歴やブログのURLをまとめて記載して、PDFにして添付しているわけです。

ランサーズが禁じているのはあくまで「連絡先を記載すること」なので、こういったポートフォリオなどへのリンクは記載しても問題ないようです。

ちょっとだけ早めの納期・安めの価格を設定する

提案時には納期と価格を記入しますが、私は初案件獲得の前は「ちょっとだけ早めの納期・安めの価格」を設定するようにしていました。
具体的には、「クライアントの希望納期の3日前、価格は1割引き」くらいです。

これは単純に他のランサーとの差別化のためです。
クライアントとしても、納期が短くて安く済むならうれしいですからね。

とはいえあまり早すぎる納期、安すぎる価格にすると自分が苦しいだけなので、やりすぎは禁物です。
実績がないからと言って、極端に自分を安売りする必要もないと思います。

ライター案件の提案時には「ブログ」をポートフォリオにするのがおすすめ

ここまで、私がランサーズで初めてライター案件を獲得するまでに工夫したことについて解説しました。

私が初案件獲得までにやった工夫はどれも一見ささいなことですが、これらの小さな改善が案件獲得につながったと思っています。

これらの改善に加えて、私の場合はこのブログというポートフォリオがあったことも、初案件獲得の近道になったと思います。
募集の内容に合わせて「こんなジャンルの記事書けますよ!」とか「過去に似たような記事書いたことありますよ!」
と具体的なアピールがしやすかったです。
クライアントの立場から考えても、そのライターがどのような文章を書けるのか事前に把握できることは大きなメリットですね。

逆に考えると、ポートフォリオが無い人はどうしても他の提案に負けてしまいやすいと思います。

「もしWebライターになりたいけど、ポートフォリオや成果物なんてないよ…」という方は、WordPressブログやnoteで実際に自分で2~3本でもいいので記事を書いておくことがおすすめです。

テーマは何でもよくて、自分が使っているもののレビューとか、本の感想とか、とにかく自分で考えて文章を書いて他人から見てもらえる形で公開しておくことが大事。

「この人はこんな文章を書くんだな」と提案時にイメージを持ってもらえるだけで、案件獲得に大きく近づけると思います。

自分で書いたブログ記事がそのまま提案時のポートフォリオになるだけでなく、ブログ記事を書く過程でライティング能力やリサーチ能力が自然と養われます。
アフィリエイトや広告の仕組みなどマーケティングの知識も自然と学ぶことができ、収益化できればライター業とは別の収入源にもなり得ます。

Webライターとブログ運営はとてもシナジーが強いため、ぜひやってみてください。
ブログの始め方は以下の記事でも詳しく解説しています。

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