NetflixもAmazonプライムもU-NEXTも、いまやホラー映画でも充実したラインナップが揃うようになりました。
ホラー映画ファンの私としては非常にありがたい環境です。
しかし、昔観たマニアックなホラーやサスペンスを探し始めると、途端に壁にぶつかります。
「あの映画、どこを探しても配信されていない」
権利元の倒産、過激表現による配信審査の壁、更新コストに見合わない採算性、etc…
VODでホラー映画が消えやすい理由はさまざまですが、誠に残念なことにホラー界の名作・問題作ほど配信から姿を消しやすいという皮肉な現象が起きています。
しかしご安心を。そんな幻の名作と化してしまった作品をどうにか観る方法も存在します。
それが、今や旧時代の遺物となりかけているDVDレンタルサービスです。
今やVODの台頭でめっきり足が遠のき、街のDVDレンタル屋もめっきり減ってしまったものですが、ここにきて私の中ではその価値が見直されております。
この記事では、「配信で見られない激レアなホラー・サスペンス映画」を洋画・邦画をまとめて紹介します。どれも一度は観ておくべき作品ばかりですが、今やDVD宅配レンタルでしか観られないものが大半です。
もりけぇ気になる作品はぜひレンタルリストに加えてください!
ホラー・サスペンス映画は配信から消えがち
ホラー・サスペンス作品がVOD(ビデオオンデマンド・配信サービス)から消えやすい主な理由は以下のとおりです。
- 配信権の更新コストに採算が合わない
配信権には契約期間があり、更新には費用がかかります。大作と違い、ニッチなホラー作品は更新コストを回収しにくいため、あっさり契約を切られるケースが多いです。 - 権利元の倒産・分散で交渉相手が見つからない
インディーズ系や共同製作作品は権利の所在が複数に分散していることが多く、製作会社が倒産・解散していると交渉そのものが成立しません。 - 過激表現がプラットフォームの審査を通らない
暴力・性的表現が基準を超えると、配信審査でそもそも弾かれます。DVDでは流通している無修正版が、配信では存在しないというケースもここから来ています。
こうした理由が重なって、ホラーやサスペンスにおいては名作・問題作ほどVODに残りにくいという皮肉な状況が生まれています。今回紹介する作品のほとんどが、その犠牲になったものたちと考えられます。
洋画
グレイヴ・エンカウンターズ(2011年/カナダ)

あらすじ
心霊番組のロケクルー5人が、廃精神病院に一夜籠もって撮影を行う。最初はヤラセ演出を混じえながら和気あいあいと進んでいたが、夜が更けるにつれて本物の怪奇現象が起き始める。脱出しようと出口に向かうクルーたちだったが、病院の構造がいつの間にか変わっており、どこにも出口が見つからない。これは彼らが残したとされる映像を編集したドキュメンタリーである。
みどころ
公開当時は怖すぎる予告編で結構有名になった作品。「廃病院×心霊番組クルー」という鉄板設定でありながら、建物に囚われていく演出が秀逸で、単純なジャンプスケア系と一線を画しています。最初は視聴率のためにヤラセをかます連中が、後半にかけてガチで追い詰められていく過程がじわじわ怖い。低予算ながら後半の加速感はなかなかのもので、モキュメンタリーホラー好きにはぜひおすすめしたい一本。
バタフライ・エフェクト(2004年/アメリカ)

あらすじ
幼少期に記憶が飛ぶほど辛い体験を持つ大学生のエヴァン。日記を読み返すことで過去に意識を飛ばし、記憶を書き換える能力があることに気づいた彼は、幼なじみたちを苦しめた過去を変えようと何度も時間を遡る。しかし何かを変えるたびに現在が予想外の方向へと歪んでいき、誰かが幸せになれば別の誰かが不幸になる。すべてを救おうと足掻くエヴァンを、残酷な現実が何度も待ち受ける。
みどころ
けっこう有名なタイムトラベルものですが、意外なことに配信に全く出ておらず幻の作品となりつつあります。なかなか重くてビターな作品。「過去のどこを変えれば全員が救われるか」というパズルが物語の核になっていて、展開の引力がとにかく強い。R15指定の暗い内容ですが、それが逆に没入感につながります。エンディング曲のせいで泣く人が続出することでも有名な一本です。
es[エス](2001年/ドイツ)

あらすじ
新聞広告で募集された20人の男たちが、大学の地下に設置された模擬刑務所で2週間を過ごす心理実験に参加する。「囚人」と「看守」に振り分けられた彼らは、最初こそ和やかな雰囲気で実験をスタートさせる。しかし実験2日目から異変が生じ始め、看守役の人間たちは次第に支配的・攻撃的な振る舞いをエスカレートさせていく。囚人役もまた、抵抗する力を失い服従へと向かっていき、実験は取り返しのつかない方向へと転がり始める。
みどころ
本作のベースになっているのは、1971年にアメリカのスタンフォード大学で実際に行われた「スタンフォード監獄実験」です。14日間の予定だった実験は、参加者が役割に同化しすぎて暴力や虐待が横行し、わずか6日で強制終了となりました。この映画はその実験を題材に、「普通の人間が役割を与えられただけで、どこまで残酷になれるか」を真正面から描いています。ホラーというよりは心理スリラーですが、異様な雰囲気が下手なホラーよりよほど怖い。
マーターズ(2008年/フランス・カナダ)

あらすじ
幼少期に何者かに監禁・虐待されたルシーは、15年後についに犯人一家を特定し、親友のアンナとともに復讐を果たす。しかし事件が終わったと思われたその瞬間から、2人は想像の及ばない次元の恐怖へと引きずり込まれていく。復讐劇として始まった物語は、中盤以降まったく別の顔を見せ始める。
みどころ
前半と後半で別モノの映画すぎて愕然。復讐劇として始まりながら、後半から作品の「本当の目的」が明かされる構成で、そのテーマが強烈すぎてエンドロール後は呆然必至です。グロ描写は相当なものなので耐性は必要ですが、ただのスプラッターではなく哲学的・宗教的なテーマが根底にある点が他の拷問系ホラーと一線を画しています。2026年8月にはまさかの4Kデジタルリマスター版が日本で劇場公開予定というホットな一本でもあります。
パラノーマルアクティビティ(2007年/アメリカ)

あらすじ
同棲中のカップル、ケイティとミカは、以前から霊的な存在に悩まされていたケイティのために、家の中にカメラを設置して異変を記録し始める。最初は些細な物音や扉の揺れといった程度だったが、夜ごと記録される映像には、徐々に不可解な現象が映り込むようになっていく。そして2人が知らないうちに、その存在はケイティのそばへと着実に近づいていた。
みどころ
製作費わずか1万5000ドルで作られた超低予算作品ながら、世界興収100億円超えを叩き出した色んな意味での「お化けコンテンツ」。派手な演出は一切なく、固定カメラが捉えた静かな映像と「何かが起きる直前の静寂」だけで恐怖を積み上げる手法はもう神業。続編は現在も配信で見られるのに、なぜか1作目だけがVODから定期的に消えるという謎の呪いつきです。
ホステル 無修正版(2005年/アメリカ)

あらすじ
バックパッカーの若者3人組がヨーロッパを旅する途中、スロバキアに美女が集まる秘密のホステルがあるという噂を聞きつけ足を運ぶ。しかしそこは、富裕層が金を払って一般人を拷問・殺害できるという闇組織の拠点だった。仲間が次々と姿を消していくなか、主人公は自分もその施設に連れ込まれてしまう。
みどころ
「トーチャーポルノ」と呼ばれるジャンルの代表作で、クエンティン・タランティーノが製作総指揮を務めた作品です。「お金さえ払えば人を殺せる市場が存在する」というコンセプトそのものです。グロ描写も折り紙付き。Netflixで通常版は配信されていますが、無修正版はDVDでしか存在しないため、通常版との違いを体感したい人はレンタル一択です。
ぼくのエリ 200歳の少女(2008年/スウェーデン)

あらすじ
いじめられっ子の12歳の少年オスカーは、隣の部屋に引っ越してきた少女エリと少しずつ距離を縮めていく。エリは寒さを感じず、夜しか外に出ず、食事もしない。周辺では不可解な失血死事件が続いていたが、オスカーはエリに惹かれていく一方だった。やがて彼はエリの正体を知ることになるが、それでも2人の関係は続いていく。
みどころ
ヴァンパイア映画でありながら、ホラーよりも孤独な少年の成長譚の側面が強い稀有な作品です。残酷な描写はありつつも、全体を覆う静けさと北欧の冬の映像美が独特の雰囲気を生んでいます。ハリウッドリメイク版(『モールス』)も存在しますが、オリジナルの空気感は別物。原題の「Låt den rätte komma in」は「正しき者を招き入れよ」という意味で、ヴァンパイア伝承のルールをタイトルに込めた一本です。
フロンティア(2007年/フランス)

あらすじ
パリの暴動に乗じて強盗を働いた若者グループが、警察の追手を逃れて郊外の国境近くにある安宿へと逃げ込む。宿の主人一家は表向き愛想よく迎え入れるが、夜が更けるにつれてその正体が露わになっていく。仲間が次々と姿を消していくなか、唯一の女性ヤスミンは生き延びるために宿の奥深くへと踏み込んでいく。
みどころ
フランスのニューエクストリーム系ホラーを代表する一本で、『マーターズ』や『屋敷女』と並んで語られることの多い作品です。序盤の疾走感ある逃走劇から一転、閉鎖空間でのサバイバルホラーへとシフトする展開が巧みで、終始息が抜けません。グロ描写は容赦ないでの耐性が必要な部類ですが、ヤスミンというキャラクターの強さが作品全体を支えています。
ザ・バニシング -消失-(1988年/オランダ)

あらすじ
旅行中のカップル、レックスとサスキアは、サービスエリアに立ち寄った際にサスキアが突然姿を消す。必死に探すレックスだったが、手がかりはまったく見つからない。3年が経っても彼女を諦めきれないレックスは、行方不明事件の情報を求めてテレビに出演し続ける。そんな彼のもとに、ある日「真実を教えられる」と語りかけてくる人物が現れる。
みどころ
ホラーともサスペンスとも言い切れない、非常に奇妙な構造の作品です。犯人側の視点が序盤から描かれるという異例の作りで、「誰がやったか」ではなく「なぜそれをしたのか」「結末はどうなったのか」という謎が物語を引っ張っていきます。ラストは映画史に残る衝撃のエンディングとして語り継がれており、観た人間の記憶に焼きつく一本です。ハリウッドリメイク版は別物なので、必ずオリジナルで。
アングスト/不安(1983年/オーストリア)

あらすじ
刑務所を出所したばかりの男が、郊外の一軒家に押し入る。家には老婆とその息子、娘が暮らしていた。男は衝動のままに一家を襲い始め、逃げ場を失った家族たちは次々と追い詰められていく。男の頭の中で渦巻く思考がモノローグとして流れ続けるなか、凶行はとどまることなく続いていく。
みどころ
公開当時、本国オーストリアでは嘔吐者・返金要求者が続出し、わずか1週間で上映打ち切り。ヨーロッパ各国でも上映禁止、イギリスとドイツではビデオ発売まで禁止、アメリカではXXX指定を受けて配給会社が逃げるという前代未聞の騒動になりました。日本でも長年劇場公開されず、1988年に『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルでレンタルVHSが数本出回ったのみ。実質37年間、封印されていた作品で、知る人ぞ知るカルト的名作として語り継がれてきました。ストーリーを楽しむというよりも、犯人の思考を強制的に見せられる体験に近く、後味はかなり悪い。それでも観てしまう引力を持つ、問題作中の問題作です。
ハウス・ジャック・ビルト(2018年/デンマーク・フランス・ドイツ他)

あらすじ
知性的で建築家を自称する男ジャックが、12年間にわたって行った5つの殺人事件を、本人の語りによって振り返っていく。被害者との出会いから凶行に至るまでが淡々と、時にユーモラスに語られる。ジャックにとって殺人は「芸術作品の制作」であり、彼は自らの行為に一貫した美学と哲学を見出していた。
みどころ
ラース・フォン・トリアー監督による、賛否真っ二つの問題作。カンヌ映画祭では上映中に多数の観客が退場したことでも話題になりました。残酷描写は思わず吐き気を催すレベルですが、本作が単なるスプラッターと異なるのは、殺人犯の独白を通じて芸術・建築・神学といったテーマが論じられる点です。不快感と知的刺激が同時に押し寄せてくる、観る人を超選ぶ一本です。
インシディアス(2010年/アメリカ)

あらすじ
新居に引っ越してきたランバート一家。間もなく息子のダルトンが昏睡状態に陥り、病院でも原因不明と診断される。自宅に戻って看病を続ける両親だったが、家の中で正体不明の人影や物音が頻発するようになる。やがて霊媒師の調査によって、昏睡の原因は家ではなくダルトン自身にあることが明らかになっていく。
みどころ
『ソウ』のジェームズ・ワンが監督した作品で、心霊ホラーの教科書と言える完成度の高さです。派手なグロ描写に頼らず、音・影・間の取り方だけで恐怖を高める演出が秀逸で、ジャンプスケアの使い方も計算されています。続編は現在も配信で普通に観られるのに、なぜか第1作だけが定期的にVODから消えるという謎の現象が起きている作品でもあります。シリーズの起点なので、できれば1作目から順番に観てほしい一本です。
グッドナイトマミー(2014年/オーストリア)

あらすじ
双子の兄弟ルーカスとエリアスは、顔全体を包帯で覆った母親が家に戻ってくるのを出迎える。母親は美容整形手術からの回復中だと言うが、その言動はこれまでとどこか違う。食事の作り方、笑い方、兄弟への接し方——小さなズレが積み重なるなかで、2人は「この人は本当に自分たちの母親なのか」という疑念を抱き始める。
みどころ
静寂と不安が印象的な作品で、ホラーというより心理サスペンスに近い雰囲気です。オーストリアの田舎家を舞台にした映像美と、子どもたちの目線で描かれる「母親への違和感」という構図が絶妙な緊張感を生んでいます。2022年にアマゾンがナオミ・ワッツ主演でリメイクしていますが、オリジナルの持つ静けさと後半の衝撃はやはり別格です。
屋敷女(2007年/フランス)

あらすじ
出産直後のクレールは、深夜に自宅へ侵入してきた全身血まみれの女に気づく。女は何も語らず、ただそこに居座り続ける。夫に追い出されてもまた戻ってくる女の存在が、やがてクレールの家族全員を恐怖に引きずり込んでいく。この女は何者で、なぜこの家に執着するのか——その答えが明かされるとき、物語は一気に別の顔を見せる。
みどころ
頭おかしい胸糞ホラーにど定評のあるフランス。ほんとどうなってんだこの国は。ニューエクストリーム系ホラーの中でも、暴力描写の容赦なさという点では群を抜いている一本です。ただのスプラッターではなく、後半に明かされる「なぜ」の部分がしっかり機能しているせいで、観終わったあとに引きずるものがあります。体力と耐性が必要な作品ですが、それを乗り越えた先に忘れられない余韻が待っています。
アンフレンデッド(2014年/アメリカ)

あらすじ
高校生のブレアは、友人たちとビデオ通話をしていた。そこに見知らぬアカウントが紛れ込み、会話に割り込んでくる。アカウントはかつて同級生たちにいじめを受け、ネット上に動画を晒されて自殺した少女ローラのものだった。アカウントを消せない、通話を切れない——画面の向こうの何かが、グループの秘密を暴きながら一人ずつ追い詰めていく。
みどころ
全編がパソコンの画面上だけで展開する「スクリーンライフ」形式のホラーで、Skype・YouTube・Facebookといった実在のSNSがリアルタイムで映し出されます。2014年当時のSNS文化をそのまま切り取ったような設定が、観ている側に妙なリアリティを与えます。ネットいじめと拡散の怖さを正面から描いている点で、単純な幽霊ホラーとは一線を画した作品です。
私が、生きる肌(2011年/スペイン)

あらすじ
スペインの大邸宅に暮らす天才形成外科医ロベルは、ある女性ベラを屋敷の一室に軟禁し、自ら開発した人工皮膚を全身に移植する実験を続けている。ベラはロベルの亡き妻にそっくりな顔をしていた。2人の間には使用人以外誰も立ち入れない奇妙な関係が続いていたが、ある日よそから男が屋敷に押し込んできたことで、隠されていた過去が少しずつ明るみに出ていく。
みどころ
アントニオ・バンデラスが狂気に支配された外科医を怪演しており、アルモドバル監督の作品としては異色のダークさです。「ベラとは何者か」という謎が物語全体を通じたテーマで、その答えが明かされたときの衝撃は相当なものです。ホラーではなくサスペンスですが、後味の重さはこのリストの中でも屈指の一本です。
邦画
ノロイ(2005年/日本)

あらすじ
2004年4月、怪奇実話作家の小林雅文の自宅が全焼、焼け跡から小林の妻の焼死体が発見されが、小林自身の行方は不明であった。小林はこの直前に最新ドキュメンタリー「ノロイ」を完成させたばかりで、その中にはこの1年半の間に小林が取材した奇怪な事件や心霊現象などが収められていた。やがて「かぐたば」という言葉が謎を解く鍵だと確信する小林だったが…
みどころ
個人的に日本のモキュメンタリーホラーの最高傑作思っている一本。序盤はテレビのワイドショー的な緩い雰囲気で始まりながら、気づけば取り返しのつかない場所まで連れて行かれる構成が巧みです。Jホラーの湿度感とモキュメンタリーのリアリティを高いレベルで調和させた、国産ホラーの到達点のひとつです。
グロテスク(2009年/日本)

あらすじ
男女のカップルが何者かに拉致され、地下室に監禁される。現れた中年男は2人に対して拷問を始めるが、その目的が快楽でも金でもないことがやがて明らかになっていく。男が2人に求めているのは、もっと別の何かだった。
みどころ
イギリスで映倫レーティングを拒否され、実質的な輸入禁止措置を受けた逸話をもつ日本映画です。グロ描写の過激さという点では国産ホラーの中でもトップクラスで、耐性のない方にはおすすめできません。しかしただの拷問映画と思って観ると、終盤の展開に意表を突かれる人も多い。賛否が真っ二つに割れる作品ですが、それだけに一見の価値ありです。
降霊(1999年/日本)

あらすじ
息子を事故で亡くした夫婦が、霊媒師を通じて息子の霊と交信しようとする。交信は成功したかに見えたが、やがて妻の様子がおかしくなっていく。息子の霊と名乗る何かが、本当に息子なのかどうか——夫は真実を確かめようとするが、事態はすでに取り返しのつかない方向へ進んでいた。
みどころ
黒沢清監督によるJホラーの隠れた傑作。『回路』や『CURE』と並んで語られることの多い作品ながら、知名度はやや低め。派手な演出は一切なく、日常の延長線上にじわじわと侵食してくる恐怖の描き方が黒沢清監督ならではです。役所広司・奥菜恵という豪華キャストでありながらVODではほぼ見つからない、まさに激レアホラー名作。
女優霊(1996年/日本)

あらすじ
映画の編集作業を進めていたスタッフが、撮影済みのフィルムの中に身に覚えのない女の姿が映り込んでいることに気づく。女は複数のカットにまたがって現れ、どの撮影スタッフも彼女の存在を記憶していない。調査を進めるうちに、かつてこの撮影所で起きたある出来事が浮かび上がってくる。
みどころ
『リング』や『呪怨』などのJホラーブームの夜明け前に作られた作品で、隠れたパイオニアと言える一本。中田秀夫監督が『リング』の前に手がけた作品であり、「映像の中に映り込む霊」という演出の原点といえます。知名度は低いながら、Jホラー好きなら必ず通るべき作品として語り継がれています。
配信にないレア映画を観たいなら宅配レンタルがおすすめ
これだけの名作・問題作が、VODではほとんど観られないのが現実です。配信権の更新コスト、過激表現の審査、権利元の消滅など、理由はさまざまですが、結果として「観たくても観られない」状態が続いています。
そんなときに頼りになるのが、DVD宅配レンタルサービスです。今回紹介した作品の多くは、TSUTAYA DISCASやゲオ宅配レンタルであれば取り扱いがあります。
ツタヤディスカスは旧作・廃盤に強く、今回のリストのような入手困難作品を探すなら第一候補です。月額プランのほか、1枚から借りられる単品プランもあります。
ゲオ宅配レンタルはツタヤと並ぶ2大サービスのひとつで、在庫が異なる場合もあるため、ツタヤで見つからない作品はゲオで探してみるのも手です。
もりけぇどちらも自宅にDVDが届き、返却はポスト投函でOKです!

