自作PCのメリット・デメリットは?経験者が初心者向けにわかりやすく解説

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「自作PCってコスパいいって聞くけど、実際どうなの?」
「初心者でも本当にできるの?」

そんな疑問を持っている方に向けて、この記事では自作PCのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

筆者はこれまでに複数のPCを自作してきた経験があります。
実際に組んだ経験も交えながら、BTOパソコンとの違いや自作に向いている人の特徴まで紹介します。

自作PCに挑戦すべきか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

筆者の現在のメインPC
2024年末に自作

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1位2位3位
モデル
価格¥126,800¥259,800¥331,800
CPURyzen7 5700XRyzen7 7800X3DRyzen7 9700X
GPURTX 4060 RTX 4070 SUPERRTX 5070 Ti
性能目安フルHD・120fpsフルHD・200fpsフルHD・300fps
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目次

自作PCとは

自作PCとは、パソコンを構成するパーツ(CPU、マザーボード、メモリ、ストレージ、電源、ケースなど)を自分で選んで組み立てるパソコンのことです。

一般的なメーカー製パソコンやBTOパソコンは完成品として届いてすぐに使えますが、自作PCは文字通り「自分で作る」という点が大きな違いです。

そのぶん自由度が高く、好みに合わせた構成にできる一方で、パーツの選定や組み立ての知識・スキルが求められるという特徴もあります。

PCの仕組みを学びながら自分だけの1台を作れるため、「モノづくりが好きな人」「カスタマイズを楽しみたい人」におすすめです。

BTOパソコンとの違い

「自作PC」とよく比較されるのがBTO(Build to Order)パソコンです。

自分で構成を選んで注文できる半オーダーメイドのPCで、パーツの選択肢は限られていますが、組み立てや初期設定はショップがやってくれるため、初心者でも安心して購入できます。

もりけぇ

ドスパラパソコン工房などが代表的ですね

自作PCBTOパソコン
パーツ選び自分で選ぶ用意された選択肢から選ぶ
組み立て自分で行う完成品が届く
カスタム性非常に高い限定的
コスパBTOより安く組める場合が多い作業費の分やや高い
サポート基本的に自己責任保証・サポートあり
初心者向きかややハードル高め手軽

自作PCのメリット

自作PCには、「性能」「自由度」「学び」「満足感」など、BTOパソコンを買うだけでは味わえない魅力がいろいろとあります。
ここからは、筆者の実体験もふまえて自作PCのメリットをご紹介します。

同じ予算でも高性能な構成にできる

自作PCの大きなメリットのひとつが、「コストパフォーマンスの高さ」。

たとえば筆者は、Core i7-12700KとRTX 4070 SUPERを搭載したゲーミングPCを約22万円で組みましたが、当時同じスペックのPCをBTOで注文した場合30万円前後が相場でした。

自作PCはセールなどを活用して安いパーツをかき集めたり、組み立てや初期設定の手間を自分で担うぶんコストが安く済みます。

浮いた予算はモニターやキーボード、ゲーミングチェアなど、他の機材に回すこともでき、予算全体を自分の目的に合わせて最適化できるためコストパフォーマンスはかなり良いです。

クリーンな環境で使い始められる

自作PCはOSのインストールから自分で行うため、必要最低限のクリーンな環境でスタートできるのもメリット。

メーカー製PCやBTOパソコンには、最初からセキュリティソフトやメーカー独自のツールがいくつもインストールされていることがあります。
ぶっちゃけ必要ないソフトも多く、起動時に余計なポップアップが出たり、無駄に動作が重くなるなどトラブルの原因にもなるため、こういった余計なトラブルが起きにくいのがメリットです。

見た目も中身も、自分の好みにカスタマイズできる

自作PCは性能だけでなくケースの形状・色・LED装飾など、自分の好みを反映できるパーツを自由に選べます

BTOパソコンは、コストを抑えるために同じようなケースが使われていることが多く、見た目の個性が出しづらい一面があります。

LEDでピカピカにしてもよし、シンプルに仕上げてもよし、他の人とかぶらない自分だけの1台を作れるのは自作ならではの楽しさです。

アップグレードがしやすく、長く使える

「あとからメモリを増やしたい」「グラボを新しいものに変えたい」といったアップグレードがしやすいのも自作PCの特徴です。

BTOパソコンでもアップグレードは可能ですが、自分でやると保証が切れる場合があり、ショップに依頼すれば作業費がかかります。
自作PCは構成を自分で把握しているので、必要なときに自分でパーツ交換ができる柔軟さがあります。

PCを新しく組み直すときも、電源やストレージなどを流用することで組み換えコストを抑えることも可能です。

パソコンの知識・スキルが自然と身につく

自作PCはただパーツを組むだけではなく、「なぜこのパーツが必要なのか」「どの規格が合うのか」といったPCの基礎知識が自然と身につきます。

筆者も最初は知識ゼロでしたが、調べながらパーツを選び、組み上げていくうちに、規格や互換性についての理解がどんどん深まりました。
この知識は、日常的なトラブル対応はもちろん、家族・友人、職場でのPC相談に乗るときにも役立ちます。

トラブル対応力が養われる

自作PCでは、「電源が入らない」「ファンは回るのに映像が出ない」など、ちょっとしたトラブルに遭遇することもあります。

こうしたトラブルを自力で調べて、少しずつ原因を切り分けていく経験は、問題解決力そのものを鍛える良いトレーニングになります。

筆者も最初はあたふたしましたが、今では冷静に「まずは配線チェックするかー」みたいに落ち着いて対応できるようになりました。
「トラブルを楽しめる人」には、こういった面倒な要素すらプラス要素になります。

自分だけの“作品”を持つ満足感がある

これは気持ち的な要素ですが、すべてのパーツを自分で選び、組み上げたPCは、ただの道具ではなく愛着のある「自分の作品」になるので所有欲みたいなものを満たすこともできます。

さらに初めて電源を入れて、無事に画面が付く瞬間は何度経験しても嬉しいものです。

デスクに置いて眺めるたびに気分が上がり、「さぁゲームするぞー!」とワクワクするのは自作ならではの醍醐味かなと思います。

自作PCのデメリット

自作PCには魅力がたくさんある一方で、人によっては「面倒」に感じる部分もあります。

ただ、これから紹介するデメリットを「それも楽しそう」と思えるなら、自作PCに向いている可能性大です。

逆に「うわ、大変そう…」と感じるなら、BTOパソコンを選んだ方が無難かもしれません。

パーツ選びや組み立てに手間がかかる

当然ですが自作PCでは、CPU・マザーボード・メモリ・電源・ケースなど、すべてのパーツを自分で選び、組み立てる必要があります。

どのパーツがどれと組み合わせられるのか、性能のバランスはどうかなど、事前に調べることがそれなりにあるのが正直なところ。

筆者はこの「調べて選んで、組み立てていく過程」こそが一番楽しいと思っていますが、すぐに使える完成品が欲しい人にとっては手間に感じるかもしれません。
(※パーツ選びに迷う方は、当ブログで紹介している構成記事も参考にしてみてください!)

初心者にはややハードルが高い

自作PCでは、パーツの規格や互換性を理解する必要があります。

間違った組み合わせで購入してしまうと、パーツが物理的に入らなかったり、電源容量が足りなかったりして、PCが正常に動作しないことも…

最初は不安かもしれませんが、一度仕組みがわかれば、その知識は一生モノです。

トラブルは自己責任で解決する必要がある

自作PCでは、「電源は入るけど起動しない」「画面が映らない」といった初期トラブルが発生することがあります。

こうした問題に直面したとき、メーカーサポートのような一括対応は基本的にないため、自分で原因を調べて対処する必要があります。

単純な配線ミス、パーツの挿し込み不足が原因というパターンが多いですが、初心者の方はそもそも何が原因かを特定するのが難しいことも…

筆者はこのプロセス自体が頭を使うため好きなのですが、「とにかくすぐにパソコン使いたい!」「ゲームしたい!」という人にはストレスに感じるかもしれません。

相性問題や初期不良に当たることもある

最近はパーツの規格が統一されてきており、相性問題は減ってきています。
とはいえ、「なぜか特定の構成でだけ動作が不安定になる」「電源が入らない」といったケースはゼロではありません。

また、まれにパーツ自体に初期不良がある場合もあります。
この場合も、各パーツの販売店やメーカーに個別に連絡を取って対応を進める必要があるため、ある程度の対応力が求められます。

ちなみに筆者はこれまでの自作で初期不良に当たったことがないため、このあたりは運次第かなと思います。

保証・サポートが薄い

BTOパソコンでは「本体まるごと」で保証がつきますが、自作PCではパーツごとに保証が分かれています。

たとえばマザーボードに不具合が出た場合、そのメーカーに問い合わせて、保証期間内であれば交換対応してもらう…といったイメージです。

サポートの内容や対応のスピードはメーカーによって差があるため、パーツ選びの段階でメーカーやモデルごとの信頼性をチェックしておくのが大事です。
また、保証書やレシートの管理も自分で行う必要があります。

まとめ:自作PCに向いてるのはこんな人

ここまで、自作PCのメリット・デメリットを紹介してきました。

個人的には「デメリットも含めて楽しめるかどうか」が、自作PCに向いているかどうかの分かれ目になります。

自作PCに向いているのはこんな人

  • PCを自分好みにカスタマイズしたい
  • パーツ選びや組み立てを「面白そう」と感じる
  • トラブル対応や調べごとを苦に感じない
  • コスパや将来の拡張性を重視したい
  • 「作る」ことそのものを楽しめる

BTOパソコンが向いているのはこんな人

  • パソコンをすぐに使い始めたい
  • トラブル対応や知識の習得に時間をかけたくない
  • 最低限のカスタマイズで十分
  • 安定したサポート体制がほしい

筆者としては、「少しでも自作PCに興味があるなら、ぜひ一度チャレンジしてみてほしい」というのが本音です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、「作ってよかった!」と思えるだけの達成感と愛着を得られます。

知識と経験は積み重ねるほど強みになるので、1台目を作る経験そのものが貴重な財産になります。
もしこの記事を読んで「ちょっと自作やってみたいかも」と思えたなら、ぜひ最初の1台に挑戦してみてください!

もし「自分はBTOパソコンを買う方が手っ取り早くてよさそうだな…」と感じる方は、BTOパソコン専門ショップ「MDL.make」で買うのがおすすめです。
同じ性能でも他ショップより価格が安く、コストパフォーマンスが高いため性能アップや周辺機器にも予算を割けます。

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