WANDRDのカメラリュックPRVKE(プロヴォーク)21Lをレビュー

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もりけぇ

おしゃれで機能的なカメラバッグが欲しい!!

カメラ好きな方なら一度はカメラバッグ沼に陥ったことがあるのではないかと思います。

私はここ1年でミラーレスカメラを持って出かけることが増えたものの、これまで小さめのカメラポーチや、機材が多い時も無印良品のリュックで誤魔化していました。

ただ複数のレンズや三脚を持っていくには収納性や取り出しやすさに難があり、機材を傷めないためにもさすがにちゃんとしたカメラバッグを買う決心をしたわけです。

しかしここでカメラバッグのデザインごつすぎる問題が立ちはだかります。
私もカメラショップを渡り歩いていろいろなカメラバッグを見てみましたが、
使いやすいカメラバッグは見た目がダサい、見た目が良いカメラバッグは機能性が不十分というジレンマに悩んでいました。

カメラ系インフルエンサーがこぞっておすすめするPGYTECHのOnemo2BackPackも考えたんですが、ちょっとデザインがあまり好みにハマらず…

確かに機能性は魅力的なのですが、やはり持ち運ぶものなので自分が心から「好き!」と思えるデザインのものを使いたいですよね。

そんなカメラバッグ沼にハマって困っていた私が出会ったのがPRVKE(プロヴォーク)でした。

Instagramでたまたま見つけたこのカメラバッグ、お値段はそこそこ高かったですが実際に買ってみるとなんでこんなに無名なのか分からないくらい良いバッグだったので
今回はPRVKEの魅力を拡散すべく、実物の写真を交えながらレビューしていこうと思います。

目次
執筆者情報

もりけぇ

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WANDRD(ワンダード)ってどんなメーカー?

WANDRD(ワンダード)はアメリカのカメラバッグメーカーで、デザインと機能を両立したカメラバッグやポーチを製造しています。

「カメラバッグは使いやすいものは見た目が気に入らない、見た目が気に入るものは使いづらいものばかりだ」
「それなら、自分たちで世界一のトラベルカメラバッグをつくろう!」

と創業者の兄弟がキッチンで話していて生まれたのがカメラリュク”PRVKE”(プロヴォーク)だったそうです。

もりけぇ

まさに私が感じていたジレンマとドンピシャで同じですね!
メーカーの成り立ちにも思わず共感してしまいました。

アメリカのメーカーではありますが、日本でもAmazonや楽天を通じて購入することも出来ます。

PRVKE(プロヴォーク)の詳細をチェック

早速PRVKEの詳細をチェックしていきます。

外観

今回私が購入したのは、リュック本体のPRVKE(21L)にカメラキューブがセットになった「フォトグラフィーバンドル」というセット。
リュック本体以外に、カメラ機材の持ち運びに必要なカメラキューブなどのアクセサリが付属します。

リュック本体はロールトップ構造でカメラバッグには見えないカジュアルさが良い感じです。

WANDRD公式によるとPRVKE(21L)の外寸はH43 × W28 × D17cmとなっています。

普段の内容量は21Lですが、ロールトップ部分を伸ばすことで最大26Lまで拡張できます。

背面には全体に厚めのクッションが内蔵されており、機材を入れて重くなっても背中が痛くならないようになっています。

キャリーケースのハンドルに挿す用のハンドルもありました。

ショルダーベルトも幅広でクッションが入っており、肩への食い込みを軽減しています。

余ったベルトがぶらぶらしないようにバンドで留められるようになっているのが嬉しいですね。

無印良品「肩の負担を軽くする 撥水リュックサック」の内容量が約20Lと近いため、PRVKEの21Lと大きさを比較してみました。

もりけぇ

PRVKEの方がロールトップの分やや大きく感じますね。

材質

リュック本体の外側はターポリンが使われており、見た目も滑らかですこしマットな質感が上品な感じです。
屋外で横断幕などにも使用されるくらい丈夫な素材で耐久性、耐候性が高く、防水性にも優れるためカメラバッグの素材としては文句なしですね。

ターポリンは生地自体がやや重いのがデメリットですが、カメラバッグくらいの大きさならそれほど気にもならないかなと思います。

ファスナー部分にはもれなく止水ジッパーが採用されているため、多少の雨程度であれば浸水のリスクも低いと思います。

縫製の感じも全体的に丁寧で、ほつれたり粗が目立つ箇所はありませんでした。

収納スペース

収納スペースは小分けポケットも含めてかなり豊富です。

メイン収納は2気室構造になっているので荷物を仕分けやすく、下側にはカメラキューブを取り付けられるようになっています。

カメラキューブにはリュック側面からもアクセスできるため、リュックを下ろさずにサッとカメラを取り出すことも可能です。



カメラキューブは取り外すことも可能で、内部の仕切り板を畳めばリュック内部のスペースを最大限活用することもできます。


カメラキューブにもハンドルが付いているので、取り外して他のバッグに入れていくなど個別での運用も可能です。

上側の収納スペースはロールトップと背面ファスナーの2か所からアクセスできます。
ロールトップはマジックテープと金具で固定できるので動き回っても簡単には開かないと思います。

背面の開口部にノートPCやタブレットが入るスリーブもあり、飛び出し防止のベルトも付いています。
アクセサリ類が入れられる細かい収納が付いているのもグッドですね。

リュック前面のポケットは大きいですがスペースは薄いので厚みのあるものはあまり入らないかもしれません。

側面にはキーチェーン付きのポケット、背面上部にも小さなポケットがあります。
さらにはリュック底面にもポケットが。

隠密性の高いポケットが多いため、海外旅行などでも活躍しそうですね。
背面にはキャリーケースに挿す用の背面ハンドルがあるのですが、なんとこの下にも隠しポケットがありました。
これ一生気付かない人いそうですね(笑)

リュックの側面にはポケットがあり、大きめの水筒なんかも余裕で入ります。
ベルトが付いているためトラベル三脚なんかも安定して持ち運べますね。

付属品

フォトグラフィーバンドルを買った場合、リュック本体以外に以下の付属品があります。
チェストベルトは標準装備のようです。

  • カメラキューブ
  • ウエストベルト
  • アクセサリーストラップ

バリエーション

PRVKEは大きさのバリエーションが4種類あります。
サイズごとにカメラキューブの大きさが変わってくるので、個人的には以下のような使い分けがいいかなと思います。

  • ライト(11L)…コンパクトミラーレスなどにおすすめ
  • 21L…一般的なミラーレス一眼などにおすすめ
  • 31L…中型一眼カメラなどにおすすめ
  • 41L…グリップ付き一眼などのヘビーな機材におすすめ

また、カラーバリエーションも計5種類あり、落ち着いた色味になっています。

  • ブラック
  • ワサッチグリーン
  • エーゲブルー
  • ユマタン
  • セドナオレンジ
画像引用:WANDRD公式

41Lモデルはブラックのみです。

パッキング例

ここからはパッキング例をご紹介します。

私がよく持っていく組み合わせをカメラキューブに詰めてみました。
カメラキューブだけでこれだけ収まります。

  • カメラ本体(α7CⅡ)
  • 標準ズームレンス(タムロン28-75mmF2.8)
  • 単焦点レンズ(SONY 20mmF1.8)
  • フィルターケース
  • カメラストラップ
  • リモコン
  • トラベル三脚(リュック側面)
  • レンズペン、ブロワー等

これに加えてロールトップの部分に他の荷物を詰めたり、リュック側面に三脚や飲み物を収納することもできます。

PRVKE 21Lの良いところ

デザインがおしゃれで丈夫

なんと言っても私が目を引かれたのはパッと見ではカメラバッグとは思えないオシャレな見た目。
全体的にツルっとした印象ですがロールトップ形状がアクセントになっていてかっこよく、適度にカジュアルな印象があります。



メイン素材はターポリンなので防水性や強度も高く、止水ジッパーを採用しているので多少の雨や水濡れくらいでは中に水が入ることはありません。

砂や土で汚れたときもサッと拭いて綺麗になるので手入れも楽です。

フォトグラフィーバンドルを購入するとストラップが付属するため、補助ベルトやアクセントとして各部のループに取り付けることも出来ます。
私は前面にクロス上に取り付けてみました。

収納性が良い

メイン収納部は2気室構造になっていて、カメラ収納部分とロールトップの収納部分に分かれています。

なので下半分はカメラ機材と、上は着替えやその他の荷物といったように整頓できるので、旅行などの時に荷物がごちゃごちゃになりにくいです。

開口部が背中側に集中しているため防犯性も高く、歩きながらリュックの中身を盗まれるリスクは低いように感じます。

カメラキューブを取り外すのが若干手間ではあるものの、カメラを使用しない場合はカメラキューブを取り外して普通のリュックとしても使えるので旅行などにも持っていけます。

サイドアクセスが使いやすい

私がとても重宝しているのがこのサイドアクセスです。

サイドアクセスはカメラキューブ内に直結しているので、あらかじめレイアウトを整えておけばサイドジッパーを開けるだけでカメラを取り出すことができます。

リュックを背負った状態から左側にリュックを下ろすことで右手でサッとカメラを取り出すことが出来るのがとても便利です。

とっさに撮影したいシーンに直面した時に対応力が上がりました。

機材の保護性能が高い

カメラキューブはクッションが厚いため保護性能は非常に良好で、カメラやレンズによって自由にレイアウトを変えられるためデッドスペースも生じにくいと思います。

厚いクッションでキュッと挟むように機材を固定できるので、歩いたときにガチャガチャと揺れ動くような音もしませんでした。

ディバイダー(仕切り板)のマジックテープも強力で、機材の重さなどで勝手にずれることはありません。

背負い心地が良い

バッグ本体のみで1.3kg、カメラキューブを合わせると約1.7kgの重さになります。
同じくらいの容量のカメラバッグと比較すると同じくらいか少し軽いくらいかなと思います。

手で持った時にはそれなりの重量感を感じましたが、背負ってみると手で持った時よりもかなり軽い背負い心地に感じました。
肩ベルトや背中のクッションがしっかりしていて、リュックが揺れ動いたりしにくいからかなと思います。

なので超望遠レンズやトラベル三脚、着替えなど容量いっぱいまで詰め込んでみても、肩に食い込むような感覚は感じられませんでした。

機材をフルに詰め込んだ状態で動物園を3時間ほどぶっ通しで歩き回って撮影してみたのですが、リュックが食い込んで肩や背中が痛くなることは無かったです。

トップハンドルが地味に便利

ロールトップの上についているトップハンドルが想像以上にいい仕事をしています。

最初はただのおしゃれパーツかと思っていたのですが、地面に置いているリュックをサッと持ち上げたり、車の積み下ろし、混んだ電車やバスに乗るときに背中から下ろして手に持ったりと、ふとした瞬間にけっこうな頻度でつかんでいることに気づきました。

ハンドルもマグネットでお互いにパチッとくっつくので、背負っているときにだらしなくブラブラしないのも気が利いてます。

PRVKE 21Lのイマイチなところ

価格が高め

PRVKEはカメラバッグの中では価格が高めだと思います。

人気のPGYTECHのOnemo2BackPackが2万円前後、メジャーなカメラバッグの中では価格が高めのピークデザインでも2~3万円程度で買えるので、PRVKEの価格帯が一回り高いのは間違いないと思います。

もりけぇ

特に最近の円安の影響もあると思います…

しかしPRVKEのデザイン性や素材感の良さは他のカメラバッグメーカーには無く、私が調べた中ではデザイン性とカメラバッグとしての機能性を両立している数少ないバッグなので、デザインが好きな人は一度候補に入れておきたいバッグです。

デイジーチェーンの位置が微妙

肩ストラップについたデイジーチェーンですが、位置が高すぎて背負ったときにあまり使い物になりません。

私はデイジーチェーンを使わないので特に問題ではないのですが、デイジーチェーンにカラビナやポーチを下げたい人は気になるかもしれません…

ベルトを限界まで縮めてもこの位置。
せめてあと10cm下にあれば…

ストラップを短くすれば多少使える位置に来るのですがデイジーチェーンが使える位置までストラップを短くすると今度は背負い下ろしがやりにくくなります…

なんでこんなに位置が高いんや…

チェストストラップ無くしそう

チェストストラップは左右両方とも紐を引っぱると比較的簡単に外すことができるのですが、ふとした拍子にチェストストラップ無くしそうだなと感じました。

私はチェストストラップは使わないので外して家に保管しているから問題ないのですが、外で使ってると何かの拍子に引っかけて外れて落してしまいそうな気がします…

チェストストラップを使用しないユーザーが完全に外せるようにする配慮だと思うのですが、普通の両留めバックルとかの方が信頼性高いんじゃないかなと感じました。

カメラ以外をサッと取り出すには不便

カメラを取り出すサイドアクセスは非常に使い勝手がいいのですが、そのほかのポケットについては取り出すのに少し手間が必要だなと感じました。

まず防犯性を高めるためにジッパーが背面側に集中しているので、リュックを前で抱えてものを取り出すのが難しいです。

上部のロールトップも金具で留まっており、位置も高いため肩ストラップを片方だけ下ろしてロールトップを開けるのはかなり難しかったです。

なので、基本的にリュックから荷物を取り出す場合はリュックを一度下ろすことになります。

まぁこれは他のカメラリュックでもおおむね同じ事だと思いますが…

PRVKE 21Lはこんな人におすすめ

PRVKE 21Lはこんな人にオススメです

  • ノートパソコンなどと一緒にカメラ機材を持ち運びたい人
  • お洒落で普段使いもできるカメラリュックを探している人
  • 旅行先にカメラを持っていく人

21LサイズのPRVKEだとカメラ機材が入るスペースは6L前後のため、ガチの職業カメラマンというよりはもっとカジュアルに写真を楽しむ人向けのリュックです。

カメラ以外にも着替えなどの荷物を入れるスペースもあり、容量を25Lまで拡張できるため1泊2日くらいの小旅行ならリュック一つで出かけることも難しくないでしょう。

21L、31L、41Lでカメラキューブの大きさが変わるため、手持ちのカメラや機材に合わせて容量を選ぶといいと思います。
41Lでカメラキューブも最大の物(約20L)を選べば、ビジネスユースも十分可能と思います。

一眼レフや縦持ちグリップが付いた厚みのあるカメラを使う人は、PRVKE のL31Lサイズ以上がおすすめです。

インナーキューブの寸法と手持ちのカメラとの兼ね合いを確認してサイズを選ぶといいと思います。

まとめ

カメラバッグって人によって求めるものが異なるので、自分にとっての最適解を見つけるために沼に陥りがちですよね。

PRVKEはカメラバッグとして必要な機能性を追求するだけでなく、デザイン性との両立に成功している数少ないカメラバッグだと思います。

私もようやく理想のカメラリュックをに出会って、カメラバッグ沼から脱却できたと思います。

実物のデザインや質感も期待以上で、長く使えそうなバッグに出会えてとても嬉しいです。

カメラバッグにお悩みの方で、PRVKEのデザインにビビッと来た人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか!

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