今回検証するのは、Core i7 12700KとRTX 4070 Superを搭載した私のメインPCです。
2024年の12月に自作したもので、使い始めてから半年ほどが経過。普段のゲームや作業にも安定して使えていて、今のところ大きなトラブルもありません。

ちょうど良いタイミングなので、この半年間で感じた「実際どれくらいゲームが快適に動くのか?」という部分を、ベンチマークや実プレイを通してまとめておこうと思います。
高グラフィックな最新ゲームを中心に、実際のフレームレートや使用率、体感的な快適さを記録していくので、これから同じような構成でPCを組みたい人の参考になれば嬉しいです。
PC性能紹介
まずはサラッとメインPCの構成をご紹介。
制作時からさらにSSDを追加したり、ARGBファンをつけて光らせたりと少しだけ手を加えてますが性能に関わる部分は変化してません。
CPUクーラーのAK400はファンを2個に増設し、冷却性能を少し高めてあります。
グラフィックボード | ASUS RTX4070 Super |
CPU | Intel Core i7 12700K |
マザーボード | ASUS Z790 GAMING WIFI7 (パソコン工房限定モデル) |
CPUクーラー | DEEPCOOL AK400 |
メモリ | CORSAIR DDR5-5200MHz 16GB×2 |
SSD | Crucial P3plus 1TB |
電源装置 | 玄人志向 80Plus GOLD 750W ATX 電源 |
PCケース | CORSAIR 4000D |
Core i7 12700Kの性能

- Intel第12世代の上位モデル(Alder Lake)
- 12コア20スレッド(Pコア8+Eコア4)のハイブリッド構成
- 高いシングルスレッド性能で、ゲーム用途にも強い
- 12コアを活かしてゲーム以外の作業も快適
- 諸費電力はTDP125W最大190Wと高めだが、空冷でもギリ冷やせる
- RTX 4070 Superとは性能バランスが良く、ボトルネックの懸念はない
現在だったら第14世代のCore i7を買っていたと思うのですが、このPCを組んだ2024年末当時は13、14世代Coreシリーズの製品不良による故障問題がまだ尾を引いていた時期だったので買う勇気なかったです…
そのためやや少し古い12700Kを買っていました。
MAX稼働時でも空冷クーラーでギリ冷やせるので扱いやすくていい感じです。
性能的には今のところ特に不満はありませんが、機会があればCore i7 14700Kあたりへのアップグレードも考えたいですね。
RTX 4070 Superの性能

- Ada Lovelace世代のミドルハイクラスGPU
- RTX 3090Ti、RTX5070に近い性能
- DLSS 3・フレーム生成対応で、最新タイトルも高fpsで動かせる
- レイトレ設定でも快適にプレイ可能
- WQHD〜4Kでのゲーミングにも通用するスペック
- 消費電力220Wと性能に対してワッパが良い
個人的にRTX40シリーズの中で一番おすすめだったのがこのRTX 4070 Superです。
フルHDならもう大抵のゲームが最高画質で遊べる性能してますし、後述しますが高フレームレートを狙わないゲームならWQHDや4Kもかなり通用します。
実際RTX40シリーズの中でも性能に対するコスパやワッパの高さから人気があった印象です。
RTX50シリーズの発売に先立って製造終了してしまったのが大変悔やまれます…
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性能 | ⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 7700 | Core i7 14700K |
GPU | RTX5070 | RTX5070 | RTX5070 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB | 512GB |
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検証結果まとめ
最初に検証結果をざっとまとめ
高画質が売りなゲームは4Kでのプレイも試しています。
検証タイトル | 検証結果 |
---|---|
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク | フルHD:非常に快適 120~140fps 4K:快適 60~70fps |
ストリートファイター6 ベンチマーク | フルHD HIGHEST:60fps(上限) |
モンスターハンター ワイルズ ベンチマーク | フルHD:非常に快適 平均144fps 4K:快適 平均110fps |
モンスターハンター ワイルズ 製品版 | フルHD:120~140fps |
サイレントヒル2 | フルHD:130fps 4K:50~60fps |
マーベルライバルズ | フルHD:140fps~200fps |
スターウォーズバトルフロント2 | フルHD:200fps |
エルデンリング ナイトレイン | フルHD:60fps(上限) |
FF14 黄金のレガシー ベンチマーク
- フルHD・最高品質
- アップスケーリング:DLSS

FFだと90fpsもあれば十分かなと思いますが、全体だと平均で120~140fpsくらい、処理が最も重い集団戦闘のシーンでも平均100fpsを保っていたので余裕でプレイできます。
軽めのシーンなら200fpsで安定します。


4Kでも60fpsを下回ることは無かったため、4Kでのプレイも十分現実的。
ストリートファイター6 ベンチマーク
- フルHD・HIGHEST
- アップスケーリング:DLSS
スト6はオンライン対戦の兼ね合いで60fpsが上限。なのでRTX4070Superであれば最高設定にしてもかなり余裕があります。
基本的に60fps張り付きで、対戦シーンでもGPU稼働率は30%弱程度でした。

モンスターハンター ワイルズ ベンチマーク
- フルHD・プリセットウルトラ
- アップスケーリング:DLSS(フレーム生成ON)
このPCはモンハンワイルズがフルHD環境で快適に動くことを目標にパーツ構成を考えていました。
その結果がこちら。

平均144fpsと十分すぎるフレームレート。
モンハンはそれほど入力がシビアなゲームではないため60~90fpsあれば十分快適です。

モンスターハンター ワイルズ 製品版
- フルHD・プリセット高
- アップスケーリング:DLSS(フレーム生成ON)
ベンチマークソフトでも動作を確認しましたが、製品版はさらにVRAM使用量が増えたりとかなり重く、正直ベンチマークとは全然負荷が違う印象。
製品版だとプリセット「ウルトラ」はグラフィック重すぎてVRAM16GB以上のグラボが推奨されています。
VRAM12GBのRTX 4070Superで試したところ、かなり動作が重くなりゲーム体験が悪化したのでプリセット高でプレイしています。
DLSSフレーム生成ONで120~140fpsくらいってところ、平均するとベンチマークソフトよりもフレームレートは落ちますが十分快適ですね。

マーベルライバルズ
- フルHD・グラフィック高
- アップスケーリング:DLSS(フレーム生成OFF)
グラフィック的にそこまで重くないゲームですが、PvPシューターなのでフレームレートが重要で最低でも120fpsは欲しいところ。
こういう対戦ゲームは遅延が増えると嫌なので、基本的にフレーム生成はOFFです。

グラフィックを最高設定にしても140fps以上は安定して出るので、普通にプレイするには全く問題なし。
グラフィックを中くらいまで落とせば、200fps安定します。
スターウォーズバトルフロント2
かなりグラフィックの良いゲームですが、2017年のゲームということで2025年現在からすると比較的軽量なゲームに感じます。
DLSSなどアップスケーリングに対応していないながらも、フルHDなら最高画質でも200fpsが安定的に出ます。

サイレントヒル2
- フルHD・グラフィック最高
- アップスケーリング:DLSS(フレーム生成ON)
サイレントヒル2リメイク版はかなりグラフィックが良くて重い印象。
フルHD最高品質でフレーム生成ONで130fps前後なので、モンハンワイルズと同程度の重さに感じます。

4Kでのプレイもできなくもなさそうですが、フレーム生成込みでも60fps前後なのでさすがにサクサク感は薄いです。
フルHDかWQHDくらいがちょうどよさそうですね。

エルデンリング ナイトレイン
- フルHD・最高設定
- アップスケーリング:DLSS
大人気フロムゲー最新作のナイトレイン。
本家エルデンリングと同様にグラフィックの質は高いように思いますが、60fps上限なので実際のPC負荷はかなり軽めです。
最高画質に設定してもフルHDならGPUは40%程度しか稼働していませんでした。

総評:フルHDならまず困らない性能
個人的に、ゲーム環境はフルHDでグラフィックを最高品質でプレイするのが最もゲーム体験が高いと思います。
そういう面で、Core i7-12700KとRTX 4070 Superの組み合わせはフルHD環境で無類の強さを発揮してくれることが分かりました。
ヘビーゲームでグラフィック設定を最高設定にしても、安定的に120fps以上を出してくれるためゲームの没入感が損なわれることは今のところありません。
2025年はモンハンワイルズ以外にもメタルギアデルタやPC版ステラーブレイドなど楽しみにしているタイトルが多いので、このPCでガンガン楽しんでいきたいです。