我が子が生まれてからもう半年が経つのですが、
0歳児の成長は本当に早いもので、一日一日どんどん変化していくのが分かります。
初めての子供なので当然初めての育児に試行錯誤を繰り返す日々なのですが、
いざ実際に育児をやってみるとたくさんの驚きと発見に満ちています。
しかしふと、「子供が大きくなった時にこの新鮮な驚きを忘れてしまうんじゃないか」と物寂しい気持ちになりました。
なので今回は子供が生まれてから今までに経験した驚きや発見について、
記事にまとめていこうと思います。
印象に残っている出来事
出産に立ち会って号泣
我が子が生まれた2022年はまだまだ新型コロナの流行が収まっておらず、産婦人科での出産立ち合いが出来るかギリギリまで分からない状況でした。
立ち合いを希望してはいたのですが、コロナ情勢次第では直前になって病院側からNGが出る可能性も覚悟していました。
しかし出産当日は特にNGが出ることもなく、無事に分娩室内で出産に立ち会うことができたのです。
生まれてきた我が子を目の前で見たときは感動とか嬉しさとかで感情が溢れていて
「あ…わぁー…!!」とちいかわみたいなリアクションしかできず、マスクがびっちゃびちゃになるくらい泣いていました。
とにかく自分の手に我が子を抱いていることが嬉しくて、愛しくて、可愛くて、尊かったです。
「俺生きててよかった」と心から思えた瞬間でした。
我が子が生まれた瞬間のことはたぶん一生忘れない、というか忘れたくないですね。
提出書類の子供の名前を何度も確認した
我が子が生まれてからしばらくは妻と子供は入院中なので、その間私が役所やら職場関係の手続きに駆け回りました。
その中ではもちろん書類に子供の名前を書くわけですがそのたびに間違えないように慎重になっていました。
特に役所に提出する「出生届」を書いたときは、漢字を間違っていないかその場で10回くらい確認しました。
だってもし名前間違って登録されたら大変じゃないですか!(訂正することはできるらしいですがそれでもね…)
新生児のうんちは緑色
出産翌日に妻と子供に面会に行ったところ、ちょうど母乳を飲み終えた直後のようで我が子がまどろんでいるところでした。
コロナ禍の関係で面会は1日15分と短い時間だったのですが、ちょうどおむつ替えのタイミングだったので私も練習のためにおむつ替えを手伝うことに。
しかしいざおむつをオープンしてみると、まるでコケが生えたような濃い緑色のネバネバが我が子のお尻を覆っている…!
うんちがアーミーグリーンでした。
「ファ!?」と同様する私でしたが、妻曰く生後間もない新生児のうんちは緑色であることが多いとのこと。
母乳やミルクを飲むことで、生後数日程度で少しずつで黄色っぽいうんちに変化していくらしく、この緑色のうんちを目撃したのは結構レアな経験だったんじゃないでしょうか。
とにかく睡眠不足との闘い
妻と子の退院後は怒涛の育児生活の幕開けです。
私は子供の誕生後もしばらくは昼間働いていたので、昼間は妻に子供を任せ、夕方家に帰ってからの家事育児でした。
赤ちゃんは2~3時間おきの授乳が必要なわけですが、もちろん夜中もこのサイクルは変わりません。
なので深夜であっても、子供がお腹を空かせて泣けば問答無用で起きて授乳したり、おむつ替えをしなくてはいけないわけです。
私の場合は妻の睡眠時間を少しでも確保するために、仕事から帰ってから深夜まで妻の代わりに子供の番をしていました。
睡眠不足は子の誕生前からある程度覚悟していたことではありますが、昼間の仕事も忙しかったこともあってかなりきつかったです…。
生後3か月くらいから私も育休を取ったこと、子供も夜に長めに寝てくれる日が増えたので睡眠問題はだいぶ解消されました。
「俺も母乳出ればいいのに…」と真剣に思った
何言うてんねんと思うかもしれませんが、まじで「俺も母乳出ればいいのに」と思いました。
というのも、我が子は生後2~4か月くらいまでおっぱいを飲みながらじゃないと寝付いてくれない時期があったんですよね。
哺乳瓶ではだめで、おっぱいをくわえるまで激しく泣き続けて寝てくれなかったんです。
基本的に寝かしつけも私と妻で交代でやっていたのですが、その時期は私がどう頑張っても寝かしつけが上手くいかず辛かったです。
どうしても妻が外出する用事があるときなんかは、ギャン泣きする我が子をひたすらあやしながらエネルギー切れで寝るのを待つことしかできず私も泣きそうでした。
そんな日が続いて憔悴していたので、真剣に「俺も母乳が出れば寝てくれるのかな…」と考えていました(笑)
しかし時間が経つと自然におっぱいをくわえなくても寝てくれるようになり、私の寝かしつけも上手くいくようになったので良かったです…。
赤ちゃんは自力で眠りにつけない
赤ちゃんは睡眠サイクルが未熟で、自力で眠ることができません。
というか、眠るきっかけをつかむのが苦手といった感じでしょうか。
なので、眠そうな様子を見たらあやしてあげたりしてリラックスさせることで徐々に眠りに落ちていきます。
私が驚いたのは、生後間もない我が子が「眠る」=「まぶたを閉じる」という動作がリンクしていないことに気付いた時でした。
ある日の我が子が眠そうなのになかなか寝付かず、目を開いたままどこかを見ていたので困っていました。
困った果てに、試しにまぶたを指でそっと閉じてみたのですが、そしたら間もなくスースーと寝息を立て始めたんですよね。
「眠る」=「まぶたを閉じる」という動作は、いくら赤ちゃんでも本能レベルで体に染みついている基本動作だろうという先入観があったので、この時はとても驚きました。
結局指でまぶたを閉じてあげたのはその1回だけでしたが、赤ちゃんがいかに未熟な存在なのかを実感して印象に残っている出来事でした。
現在でも、なかなか寝てくれなくて疲弊することがありますが、この体験を思い出して「まぁしょうがないか」と少し寛容になれている気がします。
信じられない音量で長時間泣く
子供が生まれる前は、よその家から激しい赤ちゃんの泣き声なんかが聞こえると
「大丈夫かな?」「虐待とかじゃないかな…?」と不安になることがしばしばありました。
しかし、いざ自分の子供が生まれるとその考えは一変し、「疑ってすみませんでした!!」という思いに変わりました。
赤ちゃんはお腹がすいたり、うまく眠れなかったり、怖かったりすると泣くのですが、
その最大音量はその小さな体からは想像もつかないくらい大きいです。
そしてその全身全霊のギャン泣きを、30分でも1時間でも続けます。
(2時間以上ギャン泣きを続ける赤ちゃんもいるそうです…)
今これを読んでいるあなた、全力の大声で30分以上叫び続けてみてください。たぶん通報されます。
無理じゃないですか??
同じことを大人がやるとたぶん酸欠と疲労でぶっ倒れます。
もちろん赤ちゃんだって楽々やってるわけではないと思いますが、大人顔負けのバイタリティがあることに心底驚きました。
驚異的なスピードで体が大きくなる
0歳児の成長速度はとにかく早いことを実感しました。
表情や感情表現などの内面的な成長もそうですが、何よりまずは体が大きくなるスピードが尋常じゃなく早いです。
我が子の場合、生まれたときは身長50cm程度、体重は2.6kgとやや小さめの赤ちゃんでした。
それが生後半年経つと、身長60cm以上、体重7.5kgまで成長したのです。
半年で身長が約1.2倍、体重は3倍以上になるって大人から考えたら信じられない成長スピードですよね。
その成長スピードに親の体力が追い付かず、抱っこするのも次第に大変になっています。
妻にいたっては手首が腱鞘炎になるほどでした。
とにかく予防接種ラッシュ
子供が生まれてからは産院と小児科で定期的に検診があるのですが、それとは別に怒涛の予防接種ラッシュがありました。
生後半年までの間に受けた予防接種を整理すると以下の通りです。
ワクチン名 | 接種回数 |
---|---|
B型肝炎 | 2回 |
ロタウイルス | 3回(経口摂取) |
ヒブ | 3回 |
肺炎球菌 | 3回 |
日本脳炎 | 2回 |
4種混合 (ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ) | 3回 |
BCG | 1回 |
生後間もない子供の柔肌にこれほど注射が必要というのはなかなか大変なことですが、これも免疫を持たない子供の体を守るためです。
ちなみに予防接種に付き添ってくれた妻に聞いたのですが、我が子は経口摂取のロタワクチンが美味しかったのか、直前の注射でギャン泣きしていたにも関わらずロタワクチンを飲んだら泣き止んだそうです。
ロタワクチンの味が苦手で吐き出してしまう赤ちゃんも多いそうで、小児科医の先生も笑っていたとのことでした(笑)
ベビーグッズは中古で買うのがコスパ最高
子供が生まれる前から赤ちゃんグッズを買いそろえ始める必要があったので、
職場の先輩に「赤ちゃんグッズって新品で揃えましたか?」と聞いてみました。
すると「新品で揃えた」という声が多い中、「第一子の時は不安だったから新品で揃えたけど、中古でも全然問題なさそうだったから二人目以降はお下がりや中古で買った」という人もそれなりにいることが分かりました。
その時私は「第二子が中古で問題ないなら第一子も中古で買っても問題ないのでは?」と思いました。
実際、ベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなどの大物ベビーグッズを新品で揃えるとかなりの出費になります。
ベビー用品は頑丈で作りがしっかりしている割に使用期間が短いものが多いので、
メルカリなどの中古品市場にはかなり状態の良い品物が流通しているんですよね。
ベビーベッドやベビーカーなどのレンタルサービスも検討したのですが、私の場合使用期間を考えると購入した方が安上がりな計算になりました。
なので、ベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなどの大型のベビー用品はメルカリなどで状態の良い中古品を揃えました。
届いた品も状態が良く、問題なく使えています。
一方、服や哺乳瓶など衛生面に不安がある万全を期したいものものは新品で揃えました。
男手があると育児がかなり捗る
実際に育児をやって痛感したことですが、
育児にはとにかくマンパワーが必要です。人手が多くて困ることはまずありません。
0歳の赤ちゃんはとにかく何をするにも大人の手がかかります。
ミルクをあげたり、おむつを替えたり、寝かしつけたり、泣いていれば抱っこしたり…
もし一人で育児をする場合はその間を縫って家事もする必要があるわけですが、やはりかなり大変です。
特に女性の体は出産のダメージがあるため、その中で家事育児を女性一人でこなすのはかなり酷だな感じました。
しかしそこに人手が一人増えると、育児と家事を並行して行えるようになり、赤ちゃんの相手を交代で行うこともできるようになるため一気に生活サイクルが楽になります。
特に男性の方が筋力あるため、長時間の抱っことか、チャイルドシートへの上げ下ろしとか、フィジカル的な強みもあります。
力が必要な場面では女性一人だとかなり大変なので男手があると間違いなく捗ります。
男性の育休取得がもっと一般的になってほしいですね…
育児は驚きや気づきの連続
まだ我が子が生まれて半年、私が育休に入って3か月ですが、その間だけでも印象的な出来事がたくさんありました。
赤ちゃんって未熟ながらもいろんなこと感じていて、自分のことを必死に周りに伝えようとしていると感じます。
なかなか泣き止んでくれなかったり、寝てくれなかったり、ミルクを飲んでくれなかったりとうまくいかないことも多いです。
しかし表情やしぐさ、声のトーンをよく見て聞いて観察すると「こうしてほしいのかも」と分かってくるので、試行錯誤してそれがハマった時はとても嬉しいですね。
最近は寝かしつけが上手くいくことが増えたのでやりがいを感じています。
子供と妻と充実した時間を過ごせているので、本当に育休取ってよかったなと思います。
これからも育児は波乱の連続だと思いますが、幸せを噛みしめながら頑張っていきたいですね。