私が競技ダンスを始めた小さなきっかけ

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私はスポーツが苦手です!

足は遅く、スタミナは無く、筋力も貧弱。
親も「我ら一族は陸では弱い」と豪語するレベルで陸のスポーツが苦手なのです。

かといって、泳ぎはようやく人並みといったレベル。

スポーツ自体が嫌いというわけでは無いのですが、
とにかく「走る」という運動の基本動作が苦手なのです。

なので中学では筋トレや走り込みのない卓球部、
高校ではほぼ同じ理由で弓道部を選んだくらいでした。

そんな私ですが、大学でとあるスポーツに出会います。

それが「競技ダンス」

両親や弟に報告したら「な ん で ⁉」と驚かれました。

いや私が一番びっくりしてましたよ。

今日は競技ダンスに出会った経緯と、10年続けてみて感じたことを書いていこうと思います。

目次
執筆者情報

もりけぇ

  • 製薬会社からフリーランスブロガー&ライターとして独立
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  • 映画鑑賞と星景写真を撮るのが好き

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もりけぇ

年末に定価で買った私、泣いてます…

この記事の結論

  • 競技ダンスに出会ったきっかけは「晩御飯に釣られたこと」
  • 実際にやってみるまで、向き・不向きは分からないと実感
  • 「やってみたい」と感じる心に素直に行動しよう

そもそも競技ダンスとは…

本題に入る前に、まずは少しだけ「競技ダンス」とは何なのか説明しておきます。

競技ダンスとは、「スポーツ化した社交ダンス」です。

「社交ダンス」とは男女二人がペアになって、その名の通りダンスを通じて「互いのコミュニケーションを計ること」を目的として踊ります。

そして競技ダンスでは、そのペアの技術力、表現力、音楽性などあらゆる要素を総合して、
協議会の中で順位を競うものです。

つまり、「みんなで上手さの順位を競う社交ダンス」=「競技ダンス」という認識でOKです!

晩御飯目的で行った競技ダンスサークル

私が競技ダンスに出会ったのは、大学の入学式当日でした。

大学に入学し、特に入りたいサークルなども決めていなかった私は、とりあえずいろんなサークルのチラシをもらいまくっていました。

そんな時、とある大学の正門前でビラを配っていた先輩から「今夜ご飯おごってあげるからうちのサークルおいでよ!」と言われ、
「タダ飯食えるのなら…」となんとなく連れていかれたのが
他でもない「競技ダンスサークル」でした。

「競技ダンス?」あまりピンと来ていませんでした。
先輩曰く、いわゆる「社交ダンス」とのこと。

この時は率直に「俺には無縁な世界だなー」と思いました。
なにやらキラキラしてそうで、運動神経抜群な人が多いんだろうなーと思ったからです。

しかし生の社交ダンスなんて今まで見たことなかったですし、そう見られるものでもありません。
完全に興味本位で、一度は見てみたいと思い、説明会に行ってみることにしました。

これが、私と競技ダンスの最初の出会いです。

説明会の会場には、私と同じようにご飯に釣られて連れてこられた新入生がたくさんいました。

そのうち、サークルについて簡単な説明があり、音楽とともに先輩のデモンストレーションが始まりました。

ワルツ、チャチャチャ…他にもいろんな種目を踊ってくださいました。
初めて競技ダンスを見た私は、めちゃくちゃ楽しんでいました。

音楽に合わせて二人の動きがシンクロしてるのを見て、
赤の他人の2人の動きがこうもピッタリ合うものなのかと感動してしまい、
踊ってる先輩も楽しそうで、こちらも思わず笑顔になってしまうくらいでした。

ひととおりのデモンストレーションが終わった後、
そこにはめっちゃ感動して余韻に浸っている自分がいました。
いやほんとにめちゃくちゃカッコよかった。

それと同時に「俺もやってみたい」と素直に思っていました。
この時は自分がスポーツ苦手とかそういうことは忘れてましたね。

そのまま皆でご飯を食べにいき、次の新歓イベントのこととか教えてもらって、気づけば新歓期間の1か月を競技ダンスサークルに通い詰めていました。
(1か月ご飯おごってもらいましたありがとうございます!)

そうしてそのまま競技ダンスサークルに入り、晴れて競技ダンサーとなり、社会人になった今につながるわけです。

そう、私が競技ダンスを始めたきっかけは「偶然」「晩御飯に釣られたから」なのです!

今の私の就職先も、競技ダンスサークルの先輩を通じて知ったところなので、
あの時先輩から声を掛けられていなければ、今頃全く違った人生になっていたかもしれないですね。

実際にやってみることで分かった自分の適性

さて、そうして偶然競技ダンスを始めた私ですが、当初抱いていたイメージとギャップがあることに気づきました。

  • ×社交ダンスはキラキラした人たちの世界

    語弊があるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
    派手な人や地味な人、アクティブな人やおとなしい人、スポーツが得意な人やスポーツが苦手な人などいろんな人がいて、皆それぞれがダンスを楽しんでいます。
  • ×運動神経が必要

    もちろん運動神経があるに越したことは無いのですが、運動神経がない私でも大会で上位に上がることができたくらいには上達しました。
    どちらかと言えば、上手くいかないところを試行錯誤しながら修正できる向上心のある人や、反復練習できる忍耐強さがある人はかなり向いているように思います。

私は元々姿勢が良く、ダンスを始めた当初から「姿勢の良さは武器にしろ」と言われていました。

また、音楽に合わせて体を動かすのは純粋に楽しく、洋楽も好きだったので練習自体楽しかったんですよね。

こういう自分の適性は、実際にダンスに触れてみて初めて感じました。

私も10年も続けられているということはこういう適性が活きているんだろうなと思います。
でもこれらの適性は、「実際に自分でやってみて初めて分かったこと」です。

初めから「自分にはできない」と決めつけて、チャレンジしなかったら分からなかったでしょう。

競技ダンスに出会って10年以上が経ちますが、競技ダンスは私の人生に良くも悪くも多くの影響を与えました。

衣装や遠征費でそれなりにお金が飛んでいきましたし、なんなら練習に没頭しすぎて大学を留年しました。
しかし競技ダンスを通じてたくさんの友達ができましたし、いろんな所に行けましたし、
今の就職先も、ダンスサークルの先輩を通じて知りました。

大学を卒業した後もダンススタジオで新しいダンス仲間ができて、妻とまったり楽しんでいます。
ちなみに妻と出会ったのも、大学の競技ダンスサークルです。

これは全て、あの時自分が「やってみたい」と感じた心に素直に行動できたおかげだと思っていますし、行動して良かったなと心から思います。

小さな決断が人生を大きく変えるきっかけになるかも

  • 競技ダンスに出会ったきっかけは「晩御飯に釣られたこと」
  • 実際にやってみるまで、向き・不向きは分からないと実感
  • 「やってみたい」と感じる心に素直に行動しよう

皆さんは「やってみたい!」と思ってるけどまだできていないこと、ありませんか?
お試し感覚でもいいので1歩踏み出してみましょう。

もしかしたらその1歩で人生が大きく動き始めるかもしれませんよ…!

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